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2007年8月2日のブックマーク (6件)

  • ゲンバク小説、文学ジャンク - 感情レヴュー

    びッくりした。昨日ブログを書いた後(「原爆」関連の小説について少しふれたのだが)、池袋のたまたま入った古書店で大田洋子の潮文庫版『屍の街』(1948)を発見、250円ほどで手に入れた。こうの史代氏が『夕凪の街 桜の国』の参考資料にあげているもので*1、僕も長らく欲しいと思っていた小説だった。原民喜(1951没)の『夏の花』(1947)は「青空文庫」で手軽に読めるから手元になくても平気なんだけど、大田のものは手に入れにくい状況にある(たぶんね)。この2作品はいわゆる原爆ものとして知られるなかでも、まさに被爆の体験者によって書かれた、初期のものに当たる。 +++ 原爆ものといってもいくつかあるけれど(いちおう小説に限定)、この2作品と、それから『ヒロシマ・ノート』(1965大江健三郎)と『黒い雨』(1965井伏鱒二)を読んだうえで、『六〇〇〇度』と『ある日、爆弾が落ちてきて』(昨日のブログ参照

    ゲンバク小説、文学ジャンク - 感情レヴュー
  • ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - ソクーロフが昭和天皇を描いた映画『太陽』をDVDで観る

    ソクーロフが昭和天皇裕仁を描いた『太陽』については、TBSラジオの「ストリーム!」ではだいぶ前にもう話したけれど、ロシアのサンクトペテルブルク映画祭でグランプリを獲ったので、とりあえずブログに感想を残しておこう。 これはヒトラーを描いた『モレク神』、レーニンを描いた『牡牛座』に続いて、第二次大戦時の世界の指導者を描く三部作の三作目。『太陽』という題名は昭和天皇が太陽神、天照大神の子孫であることを意味している。 映画は1945年、有名な終戦を決めた御前会議の直前から始まる。 地下の防空壕で、事をする昭和天皇(イッセー尾形)。画面はいつものソクーロフ作品と同様に古い写真のように退色し、夢の中のようにもやがかかっている(特殊なフィルターを使っているらしい)。音楽もほとんどなく、衣擦れの音までが聞こえるように静か。カメラは事の行程や、ちょっとした所作をじっくりと静かに写していく。 天皇は、侍従

    ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - ソクーロフが昭和天皇を描いた映画『太陽』をDVDで観る
  • はてなスター始めました

    ブログは下記URLに引っ越しました。 https://www.toyama-shogi.com/ 日将棋連盟棋士。 8月に入った今日、関東地方で梅雨明けが発表され、ついに格的に夏ですね。今日も暑い一日です。 さて今日は当ブログについてのお知らせ。はてなの新サービス「はてなスター」機能を当ブログにも付けました。 「はてなスター」はどんなものかというと、面白いとは思ったけれどコメントやトラックバックは面倒臭い、という方向けに、手軽にブログに記念を残す事が出来る、というもの。「拍手」や「へぇ」という昔からブログにある機能に近いものがあります。 一つ問題点は、はてなに登録していなと☆が付けられないという事。これは☆の特性に関わっているのでやむをえないところ。是非この機会にご登録を。簡単に出来ます。 これらの詳しい説明ははてなスターの説明ページで ☆の付け方はタイトルの隣の「☆+」をクリックする

    はてなスター始めました
  • 名人戦棋譜速報(月額500円)と「名局推薦」のすすめ - My Life Between Silicon Valley and Japan

    最近やっと少し時間ができたので、名人戦棋譜速報サイトに登録した(月額500円)。 http://www.meijinsen.jp/ 「名人戦棋譜速報」では、棋界の頂点を決する名人戦七番勝負はもとより、年間約600局にのぼる名人戦順位戦(A級〜C級2組)の全対局をほぼリアルタイムで速報しております。 個性的なプロ棋士たちの様子から、熱気あふれる対局室の雰囲気、最新の研究成果を盛り込んだ検討陣の解説、ネット上で観戦している会員や棋士から寄せられたメッセージを掲載する応援掲示板など、盛りだくさんの内容で将棋ファンの“知りたい”に応えます。 また、2003年5月からの名人戦七番勝負・名人戦順位戦の対局の棋譜をすべてお好きな時にご覧になれます。 というわけで内容はとても充実している。画面上で動くソフトで棋譜を並べるのもいいが、棋譜とコメント(解説)のテキストファイルもあるので、それをワードファイルに

    名人戦棋譜速報(月額500円)と「名局推薦」のすすめ - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - ずっと高齢者のターン

    今の高齢者も若い時に搾取されていたのかいないのか これが重要な視点だと思う。 今の高齢者も若い時に搾取されていたし、上の世代から圧迫されていた。そこだけ見たら、今の若者より大変だった所も多いと思うけど、その代わりになるものがあった。彼らは「10年たったら、20年たったら俺の番だ」と思えたのだ。 この感覚が若い人にはわかりにくいと思うので、その実感がどのように生まれたのかについて、思いつくままいろいろ書いてみる。 一番わかりやすいのは、投資のリスクという話だと思う。 右肩上がりの経済で一番楽なことは、投資に失敗が無いということだ。銀行から借金をして、土地を買い工場を立てる。経済が右肩上がりに成長しているから、その工場をヘタに経営しても儲けるのが楽だけど、それ以上に失敗した時の始末が楽であることが重要。黙っていても土地が値上りするから、しばらく待って土地建物を売り払えば、投資は回収できて借金は

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  • 医者の診断書は問題にならないのか? - スマイル・トレーニング・センター

    asahi.com:朝日新聞のニュースサイトasahi.com:朝日新聞のニュースサイト朝青龍の仮病問題ですが、腰の疲労骨折で全治6週間、という診断書をかいた医者の方はあまり問題にならないようですね。もちろん朝青龍はあれですが、個人的には、こちらのが気になります。そもそも診断書がなければ、朝青龍は夏巡業を休むことなんてできなかったわけですから。職業倫理を問うなら、医者の側も劣らず重要でしょう。この診断書を他の医者にでも診断していただきたいものです。 ある種のスポーツ選手とか、政治家なんかに、えらく都合の良い診断書の出ることがありますが、時に不可解なものもありませんか?なぜジャーナリズムはそこをつっこまないのか。 それともこれには何ですか、禁忌でもあるのでしょうかね。こんなことを書くと、消されちゃうとか(笑) あれ、こんな時間に頼んでもいないピザ屋がきたようです。お隣と間違えたかな。ちょっと

    chaturanga
    chaturanga 2007/08/02
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