ミャンマーのサイクロン被災の件。 25日のヤンゴンの会議をうけて、各方面ともに、少しずつ動き出している模様。 私のところにも研究所と某NGOから、派遣の際の意思確認の連絡が入った。 こういうとき、ちょっと冷静に考えなくてはいけない。 世間ではあまり認識されていないので言っておくと、今回のミャンマーや、四川省の地震に限らず、こういう大規模な自然災害の直後に、外国人の医者や看護師が何人か聴診器とメスと薬箱を持って出かけたところで、それほど役に立つわけじゃない。 優先順位からすれば、生存者の救出はもちろんのこと、避難民キャンプの設営、水衛生の管理、食料管理、ワクチン接種などが先で、そのなかで医療関係者の役割というのは、実際には非常に限られている。 もちろん、それでも、被災地に行って診療所を開けば、患者はやってくる。 しかし、それは本当に、外国人の医者が診なければならないひとたちなのだろうか。 *