鹿児島県にある川内原子力発電所1号機の再稼働に必要な詳しい設備の設計などを記した「工事計画」について、原子力規制委員会は今月18日にも認可する方針です。 1号機と2号機で共用している一部の設備については認可が遅れることなどから、九州電力が目指す再稼働は早くてことし6月以降になる見通しです。 先月には、九州電力がまず1号機について、再稼働に必要な詳しい設備の設計などを記した「工事計画」の修正版を当初の予定より2か月ほど遅れて提出していました。 この工事計画について、原子力規制委員会は、設備や機器の耐震性の評価などが妥当だと判断し、今月18日にも認可する方針を固めました。 認可後、九州電力は完成した設備を再稼働前に確認する「使用前検査」の申請を規制委員会に出す予定です。 ただ、この検査には、準備を含めると2か月以上かかり、原発が長期間停止している影響でさらに長くかかることも考えられるということ