今月18日の再噴火のあと、全域で停電が続いていた鹿児島県の口永良部島では22日午前、4日ぶりに電力の供給が回復しましたが、停電の原因は特定できませんでした。 九州電力は、台風などの際に再び全域が停電しないよう、今後、関係機関と対策を協議する方針です。 九州電力で今回の停電対策の責任者を務める熊毛営業所の永山二三所長によりますと、島にある発電所の配電盤のスイッチを入れ直したところ、復旧できたということです。ただ、原因については、落雷が考えられるとしながらも作業の時間が限られていたため、特定できなかったとしています。 口永良部島では、現在、一部の送電線に落雷や倒木などがあると全域が停電してしまうということで、永山所長は、今後、倒木などで被害が心配される箇所の通電を台風が接近する前にあらかじめ止めておくなど、全域が停電するのを防ぐ対策を関係機関と協議する考えを示しました。