むかしむかーしのお話 その日は天気が良くて、とても蒸し暑く冷房のない家にいるのがとても辛かったのでとりあえず外に散歩に出た。 日差しが強く顔がじりじり焼けていくのが解った。 あち~~~ たまらず近くのコンビ二に駆け込むとガリガリ君を購入し、店の前に座り込み、それにかぶりつく。 キーンと音が聞こえてきそうな頭痛が走るが、こういうクソ暑い日にはそれすらも心地よく感じた。 アイスを食べてとりあえず涼むことが出来たので、そのまま川辺の道路を散歩することにした。 道幅が狭く、歩道があるにはあるが人間1人歩くくらいのスペースしかないのですれ違う時にはどちらかが譲らなければならない。 だけど俺は譲りたくなかった。 なんで?って思われるかも知れないが譲ったら負けのような気がしてた。 今思えばとてもバカな考えだが、当時は本気でそう思っていた。 なので決して道を譲らずに歩いていたが、たいがいは相手が道を譲って