世界一切れる庖丁ってのは何でしょうか 青紙スーパーで極限まで薄い本焼が仮に出来たとすれば、それは多分世界一切れる庖丁になるでしょう。しかしすぐに「ポキーン」と折れてしまうでしょうし、使い物にはならないのも確かです。それにそんなモンは作れない。青紙でなくても切れる刃物を作りたければカーボンの含有率を増やせばよいだけの話です。いくらでも切れる刃物が作れます。いっそカーボンのみで作ればいいが、それを何に使うって話ですな。 要するに用途、つかいみちの問題なんです。 鉄材とか石材とか、でかい物を切断するには高温高圧、各種ビームやガスやウォータージェットを使えばいい。多分そんなものが世界一切れる道具でしょう。でもそんなものは刃物ではなく、私らにはまったく関係が無い。 刃物は切れ味のみではなくバランスだって事です。 【硬度】 【靱性】 【耐摩耗性】という相反する特徴が配合良くバランスしてなきゃいけないし