これまで浮かんでは消えていった「カジノ構想」――。「東京五輪開催が決まれば、間違いなく動きだすのがカジノ法案」と鼻息を荒くしていた自民党関係者がにわかに活気づいている。 というのも、東京オリンピック招致委員会がモデルとした2012年のロンドンオリンピックで、オリンピック開催に先駆け、オリンピックパークに隣接してオープンさせたのが欧州で最大級の商業施設、ウエストフィールド・ストラットフォード・シティ 。そのメイン“エンターテインメント”としてオープンしたのが実は、英国最大級のカジノ、アスパーズだった。 ロンドンに続け!と、東京でも、「2020年夏季五輪開催都市」に決定したことを受け、カジノ構想実現に必要な法整備に向けた準備が加速化、急ピッチで進められている。 10月15日に召集された臨時国会に、超党派の「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連、通称・カジノ議連、細田博之会長=自民党幹事長代行)