アーサー・ロックは「ベンチャーキャピタル」という言葉を世の中に定着させた功労者だ。ベンチャーキャピタルという存在がなければ、おそらく、ニューエコノミーも情報革命も生まれなかったかもしれない。そしてロックの存在がなければ、ベンチャーキャピタル業界という存在もなかったかもしれない。 ロックはアメリカの西海岸で業務を開始したベンチャーキャピタリスト(VC)の第1号だ。 ウィリアム・ショックレーの研究室から飛び出した8人の研究者に力を貸していたロックは、同じ時期に、その後コンピュータ革命に点火する起爆剤の役割を演じた融資団を組織している。そして、いくつかの投資ファンドを使って、インテルやアップルなど後のシリコンバレーにおける巨大企業のいくつかに融資を行った。ロックが援助したのは資金だけではなく、役員として貴重な助言も与えている。70歳代になる現在でも、この業界で蓄積した豊富な経験を活かせる仕事を続
「真剣に起業を考えているんだけど、そもそも起業ってどうやるの?」「何が必要で、どう集めればいいの?」「結局全部がよくわからない」という人のために、NTTドコモベンチャーズの現役ベンチャーキャピタリスト、三好大介氏が基本の知識から、ベンチャー界隈の内情まで、まとめてレクチャー。 起業するには若いほうがいいのか、それとも社会人経験が必要か。事業計画書はどの部分が重視されるのか。初期の資金はどうやって集めるのが一般的か。さらに「日本のベンチャーキャピタルって本当にお金持ってるの?」という生々しいところまで話しています。10月6日に行われた「第3回 Tech Institute オープンセミナー『いまアプリで起業するには?』」での講演をまとめました。 起業するなら社会人経験後か、学生か まず起業については学生のときに早く始めた方がいいと言う人たちもいますし、社会人で経験を積んでから始めた方がいいと
アメリカでコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)へ注目が集まるようになったのは、2000年代後半からである。いったいどのような理由から、CVCへと目が向けられるようになったのか。ベンチャー・キャピタル(VC)が圧倒していた90年代から現在までの変遷を読み解く。 活況に沸くCVC投資 日本でもようやくITセクターにおいて、CVC投資に積極的な動きが出て来たことは前回述べた。しかしながら、この動きは日本でまだ始まったばかりである。 それに比して、米国における現在のCVC投資の活況は、目を見張るものがある。その背景には様々な要因があろう。もちろん、マクロ的な状況の変化もそのなかの一つの動因となっている。また、通常のVC投資の状況の変化にも注意を払わなければいけない。今回はその要因について考えてみたい。 VC投資が圧倒した1990年代 写真を拡大 樋原 伸彦(ひばら・のぶひこ) 早稲田大学
最近話題になってた記事 最近、こんなYahoo!知恵袋のページが話題になっていました。 倒産した会社の社長って、倒産後何をしているもんなのでしょうか? 消息不明にな... - Yahoo!知恵袋 なんかいい話だ、とか話題になっていますが、IT系のベンチャーで投資を受けたりしている身としては、全然別世界の話だなーと思っています。まあ、昔の話も入っているぽいので、今と現状は全然違うだろうけど。 投資を受けるベンチャー企業をやっている人みたいなのは少数派なので、実際はどういう感じなのかの例があると、参考になる人もいるかなーと思うので、この投稿を元に書いてみます。 投資されるとイケイケなの? まず、いいたいことは、億単位で出資を受けたからといって、イケイケになるには程遠いということです。 先ほどのページから引用します。 私はVC(ベンチャーキャピタル)という奇特な商売を20年もしているので、当然、
VCファンディングについてのノウハウをまとめました。 以前、Samurai Startup Islandで行ったセミナーの資料をベースにしています。 なお、これに近い内容のプレゼンをした時の動画が、以下のサイトにアップされています。 http://globis.tv/movie/?e=1582 Pre-money, Post-moneyなどの概念が理解しにくいという方は、動画をご覧になることをお勧めします。Read less
コンシューマー向けの国内家電ベンチャーCerevoが経営体制を一新、近く新たな資金調達を準備中だということが関係者への取材で判明した。 具体的には、Cerevoの株式を保有していたインスパイア・テクノロジー・イノベーションファンド投資事業有限責任組合、ネオステラ1号投資事業有限責任組合、VOYAGE VENTURES、イノーヴァ1号投資事業有限責任組合の持ち分を、nomad代表取締役の小笠原治氏が個人で引き受ける。割合の詳細は不明。(13時追記:公式アナウンスには株式を小笠原氏に譲渡した対象に「一部個人」も含まれていると書かれていた) Cerevoはこの経営体制の変更を実施すると共に小笠原氏を新たな取締役として迎える予定で、さらに小笠原氏が新設を予定しているハードウェア向け(特にIoTをテーマとするネット接続ハード系)ファンドからの大型資金調達も進めているということだった。 譲渡は既に完了
久々のVCの赤本、満を持してサムライインキュベートの榊原健太郎氏の登場です。榊原氏といえば皆さんのタイムライン上でも20代の起業論という本のプロモーションを最近見かけることでしょう。最近はリリースもあまり出さなくなり、実は実態はブラックボックス化しつつあるように見えます。地方SVSなどで活動的な様子は伝わってきますが。本にも書かれていないディープな内容と、本の内容の一部要約を本稿でお届けします。 尚、20代の起業論の帯にある「日本で最も愛されるインキュベーター」という言葉は、約2年前のThe Startupのこの過去記事から取ったのではないかと言われています(この記事で僕、坊主ですね…。独立する直前だなあ)実は榊原さんと僕はわりと昔からの仲であり、The Startup生みの親の一人として「インキュベーション実績に挙げていいか?」と聞かれることもあるほどです。僕が半年に一度のSVSの講演を
地方起業家の情報格差をなくし、地方からユニコーン企業輩出を目指す「琉球STARTUP RUNWAY」を9月18日よりスタート
2010年11月12日02:36 カテゴリ働経済 VC投資 vs PE投資 久々の更新。2年生が始まって2ヶ月が経った。 別に忙しいわけではないが、最近エネルギーレベルが下がっている気がする。 贅沢な悩みだけど、皆と飲みに行ったり騒いだりするより、静かに一人で本を読んでいたり思索に耽りたい気分になることが多い。いいことなのか、悪いことなのか。。。 さて、 先日のブログに書いた通り、この夏はかなりの時間を前職のニューヨークオフィスで過ごしたのだが、その後ボストンに戻ってZipcar・Second Life・iAdなどに投資している/いたベンチャーキャピタルで3週間のインターンをした。自分のゴールである「日本に眠る技術資産のポテンシャルを開花させる」にあたり、PEだけでなく、VCも一つの有力な手段だという仮説を持っていたので、その違い等を理解するためアメリカのベンチャーキャピタルではMBA期間
F1史上初のナイトレースで盛り上がってるシンガポールGPですが、リアルタイムでかつマニアックにF1を楽しみたい人は、FIAの公式サイトにアクセスしてみてください。 なんとラップデータやサーキットの気温、路面温度、風向きなどのデータをリアルタイムで見ることができます。これと全戦生中継してるフジテレビ721をあわせると無敵です。まるで今宮さんや川井ちゃんと一緒にレースを見ている気分になれますよ。驚くタイミングが完全に一緒。 上の画像をみると、たとえTVに写っていなくてもアロンソがセクター3で止まったのが分かります(アロンソファンなのでショックでしたが・・・)。 F1オタクの人は是非FIAのホームページをお試しください。 ・The Official Formula 1 Website ちなみに、フジテレビ721で日本GP全セッションを生中継するそうです。金曜日のフリー走行1回
米国のベンチャー投資には「ラウンド」がある。ラウンドは、複数の投資家が同じ投資条件で投資する「ひとくくり」。リードインベスターというのがいて、その人・会社が、投資を受ける会社と投資条件をネゴ、リード以外のインベスターは、そこで決まった条件に乗る。 さてさて、ソフトウェア・インターネットサービスを作るコストが劇的に安くなった昨今、昔のような大掛かりなベンチャーキャピタル投資がいらないベンチャーが増えてきた。少なくとも最初はいらない、というケースが多い。 ということで、ベンチャーキャピタルより少額の投資の必要性が大きくなっている。 大ざっぱにいうと、「ベンチャーキャピタルラウンド」は数億円以上、というのが相場なので、それより下の数千万〜1−2億円程度というニーズがあり、このあたりをターゲットにした「エンジェルラウンド」と呼ばれる増資がある。 「エンジェル」は多くの場合は個人投資家だが、「エンジ
国内のベンチャーキャピタル(VC)に危機感を抱く、国内では異質な存在のベンチャーキャピタリスト。同じく国内VCに疑問を持つ、米国帰りで熟練のITベンチャー企業経営者──。 2人は出会い、本音でぶつかり合い、結果、大規模投資をして世界規模の成功を目指す「穴を掘る(創業段階、技術開発段階もしくは商品及びサービス開発段階に必要な資本で深く踏み込み、越えていき、成長する事業化につなげていくこと。デスバレーとも呼ばれる)」ベンチャー企業を創造する決意を交わし合った。リード・キャピタル・マネジメント マネージングパートナーの谷本徹氏、リプレックス最高経営責任者(CEO)の直野典彦氏の2人だ。 「日本のITはなぜ駄目なのか」「日本のVCはなぜサラリーマン的なのか」などの国内IT業界の大きな悩みに対し、正面から“日本流”を否定して突き進んでいく両者。2人の出会いと関係性の構築、そしてITおよびVCに対する
シリコンバレー日記 ~ベンチャーキャピタル(VC)より~ ひょんなことから、シリコンバレーのベンチャーキャピタルで働くことになった管理人。当地のベンチャーキャピタル(VC)やベンチャー企業、シリコンバレーの生活を綴っていきます。 アメブロにアクセス履歴の解析機能というのができたようなのでみてみると、ベンチャーキャピタルの給料というキーワードで検索して、このブログにたどりついた人が多かったようです。せっかくなので、給料について少し。 僕自身もベンチャーキャピタルは数社しか経験してませんので、実態をきっちり把握してるわけではありませんが、ヘッドハンターの人などと話していても感じるのは、やはり日本のVCはやはりまだサラリーマン組織。外資系の投資銀行のような高待遇のVCはまだ日本にはほとんどないと思います。投資銀行などでは30代で2千万円以上という人も多いと思いますが、日本のベンチャーキャピタルで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く