2013年7月4日(木)16時30分から、東京都文京区の東京大学東洋文化研究所で同研究所教授・安冨歩氏の、インターネット公開授業の第4回目が行われた。ゲストは江口友子氏(平塚市議会議員)。この日は、安冨氏が江口氏にレクチャーをし、不明な点について適宜質問を受けるという形で授業が進められた。 日時 2013年7月4日(木)16:30~ 場所 東京大学東洋文化研究所(東京都文京区) 安冨氏は「物々交換」をテーマに経済の基本を講義した。その内容は、今の経済学が、マネタリズムに偏重するあまり、人間臭さを忘れてしまっている点を指摘するもので、さらにまた、安倍政権が展開するマクロ経済政策、アベノミクスの問題点をあぶりだすものでもあった。 はじめに、ヴィクセルの三角形と呼ばれる三すくみが図で示された。A、B、Cの3人がいて、それぞれA、B、Cという物を持っており、AはBと、BはCと、CはAと物を交換した