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パソコンソフトのサポートを受け、小説を書く作家が生まれている。想像を刺激されたり、物語が書き直しやすくなったり。すぐそばに「編集者」がいるかのような仕事ぶりだ。 ベストセラー『100回泣くこと』の中村航さんと『くちびるに歌を』が本屋大賞4位になった中田永一さんが共作した小説『僕は小説が書けない』(KADOKAWA)は、自家製の創作ソフトを使って執筆された。芝浦工大と2012年から共同研究を続け、実用化したものだ。 パソコンでソフトを立ち上げると「あらすじ」「登場人物」「場面」の3要素を筆者に質問してくる。例えば「あらすじ」を選択すると、シナリオ理論を基に「物語が始まるきっかけは何か」「どんな試練があるか」といった質問が投げかけられる。回答欄には「突然」「だが」といった接続語が補助的に示され、発想をうながしてくれる。
敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ第38回。大人気アニメ「Regular Show」のクリエイターJ.G. クインテル(J.G. Quintel)氏に続く今回は、ジャーナリストのクリーブ・トンプソン(Clive Thompson)氏にインタビュー。 トンプソン氏は、自身の仕事の生産性について「わりとスローな方」とツイートしていますが、これは果たして本当でしょうか? 「Wired」や「The New York Times Magazine」での連載に加え、この秋には著書も刊行予定と、大活躍同氏。これほど多くの仕事を抱えたライターですから、絶対に何かのトリックを隠しているはず。 彼を突き動かすものは、ガジェットなのか、アプリなのか、それともひらめきなのか? 直撃取材を試みました。 氏名:クリーブ・トンプソン(Clive Thompson) 居住地:ニ
理系のくせに文章を書くのが至上の喜びである私ですが、それでもある程度以上の長い文章になると苦しさのほうが勝ち始めます。 文章を書く苦しみはページ数の二乗で増えてゆくということをかの伝説の研究者に教わりましたが、私にとっては原稿用紙10枚を越えたあたりから頭が混乱し始めて、二乗などという騒ぎではなくなります。論文を書くときなどはいつも七転八倒です。いえ、それが楽しいのですけれども…。 いくぶん軽快になったとはいえ、Microsoft Word 2008 でいきなり原稿を書き始めるのも作業をするうえではブレーキになります。目次・見出し機能が使いにくかったり、入力スピードに Word がときどき追いつけなくなるためです。 いま現在、非常にたくさんの文字を並べる仕事をしている最中なのですが、こうしたときに去年あたりから愛用しているツールが Mac OS X 上のライター向けのエディター、Scriv
By: Chris Lott – CC BY 2.0 ザ・エピソード・ラシタ 今から遡ること1年前と少し前── ここは関西のとある名門大学のキャンパス内。 噴水前のベンチが彼の指定席だった。 青いジャケットに身を包むその男性は、暖かな日の光を堪能しながら大好きなP・F・ドラッカーの『ネクストソサイエティ』を読んでいた。 友人A:ラシタ君、もう卒論は提出したん? ラシタ君:おう。2週間前にもう提出済みやで。 友人A:締め切りまで大分余裕あってんな。流石ラシタ君。 ラシタ君:まぁ、元々去年の暮れにはだいたい書けとったからな。 年が明け、最後の卒業論文の提出に向けて多くの学生達が最後の追い込みを書ける中、一人余裕の表情を浮かべるラシタさん。ラシタさんの同級生達の中で、テスト前に「ラシタ・ノート」のお世話にならなかった人はいないとさえ言われている。 女子A:ラシタ君、ちょっと論文見て貰いたいねんけ
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