レッドソックスの3勝2敗で場所を再びフェンウェイパークに移して行なわれたワールドシリーズ第6戦。4回を終えてレッドソックスが6−0とカージナルスを突き放すと、その頃から外野スタンドのファンは立ちっぱなし。そして試合が終盤にさしかかると、ロックフェスティバルのようにスタジアムの観客はほぼオールスタンディング状態となった。 元記事はこちら> だが不思議なことに、世界一を決する戦いであるにも関わらず、普段は大合唱となる『Let’s go Red Sox』のコールはそれほど起こらなかった。試合の流れが完全にレッドソックスに傾いていたこともあるだろうが、もうひとつ理由があった。5点リードで迎えた最終回、上原浩治がマウンドに上がるとファンは『Let’s go Red Sox』ではなく、今季お馴染みとなった『Koji, Koji』の大合唱で完全に一体化した。ファンは知っていた。1年前はア・リーグ東地区