スパイク・ジョーンズ監督作。 代筆会社で働くセオドアは、妻のキャサリンと別居し、失意の日々を送っていた。ある日、人工知能で仕事のサポートをするサマンサというOSを手に入れた彼は、携帯にもインストールし、日々持ち歩くように。やがて、人間味溢れるサマンサに彼は惹かれていくのだが……。 監督の映画は『マルコヴィッチの穴』だけ観ているが、まあ正直、あまり好きなジャンルではない映画を撮る人だな、という印象でありました。予告を観たら、ホアキンがスマホ持って浮かれ狂っているので、これはやばいぜ! 二次元と恋愛しちゃうオタクまじキモい!という話じゃないの!?と思っていたら全然違いましたね。いや、大筋はそうなんだけど。 スカヨハの声を持つOSことサマンサと恋に落ちたホアキン、まあ今回も実に繊細な芝居で、序盤の鬱状態でどん底なあたりから、友人エイミー・アダムスいわく「昔の愉快だった頃」に近い状態に戻るところま