タグ

ブックマーク / takedanet.com (6)

  • 武田邦彦 (中部大学): 「水飲み事件」と「黙れ!」事件・・・瓦礫に反撃

    政治家というのは人の心が判る人と聞いていました。私のような科学者は「物」は判るけれど「人」は判らない、人の心は政治家が知っているとよく言われたものです。 最近、ある政務官の「水飲み事件」がありました。政務官が「放射性物質が含まれている水」をテレビの前で飲んで「安全性をアピールした」と言うのです。 なにか、意味があるニュースなのでしょうか? 致死量の100分の1程度の放射性物質を含んだコップ一杯の水を飲んでも成人男子が健康を害することが無いのは誰でもわかりますし、今、問題になっているのは「わずかに汚染された水を飲み続ける子供の健康」の問題なのです。お母さんが心配しているのは政務官が直ちに倒れることではありません。 5歳の子供が10年後に15歳で病気になることを防ごうとしているのです。なんの役にも立たず、何のニュースでもないものが流れたという印象を持ちました。こんなことをするならやるべきことは

  • 武田邦彦 (中部大学): 子や孫を持つ日本人は「モンスター」になろう!!

    横浜市の公共施設が販売していた干し椎茸から実に2770ベクレル(1キロあたり)という高いセシウムが検出された。今までも汚染されているのではないかと何回も指摘されていたが、横浜市は市長が「放射線は大したことはない」と言い続け「被曝しても大丈夫」というパンフレットを税金で作っていて測定が遅れた。 給の担当者は「カロリー」を示すのではなく、「ベクレル」を示さなければならないと私は言ってきたが、原発事故以来、事の提供者のもっとも重要なことは汚染を測定することだ。青酸カリの1000倍以上の毒物が含まれているのだから。 それでも、横浜市は「すみません」と言い、「健康に影響はない」と言い訳をしている。これで市民を守る自治体なのか? 被曝した子供は横浜市が謝ると被曝が減るのか??  例によって横浜市は「子供は椎茸だけしかべない」と仮定して計算しているが、すでに横浜市の給の牛肉からかなりの放射性物質

  • 武田邦彦 (中部大学): 広域の汚染について・・・引っ越し?除染??

    群馬大学の早川教授のマップのあと、2ヶ月ほど遅れて文科省から広域の土壌汚染についての調査結果が発表されました。まずは、それを見て、「逃げなければいけないところ」、「東電が直ちに除染しなければならないところ」をハッキリさせたいと思います。 (クリックすると大きくなります) この地図で「青、緑、赤系統」の色のついたところ、つまり茶色系の色のついたところはおよそ「1平方メートルあたり4万ベクレル」が観測されていまう。放射性ヨウ素が合った時代のデータも示して欲しいが、今の政府では期待できませんから、せめてセシウムのデータで考えてみたいと思います。 1) 最初に流れた伊達市、福島市、二松市、郡山市、日光市、沼田市、東京の奥多摩までの流れ、 2) 二回目のいわき市、水戸市、土浦市、松戸市、葛飾区までの流れ、 3) 地図にはありませんが、岩手県南部への流れ(最近、岩手県の危険性を指摘すると、あまりにも

  • 武田邦彦 (中部大学): 子どものオシッコから放射性セシウムの検出

    かわいそうなことですが、日の子どものオシッコから放射性セシウムが検出されました。 この問題を正しく判断するポイントは、 1)  検出された量は、世界の水道水の規制のレベルだから、ハッキリした内部被曝をしたことを意味している、 2)  子どもが内部に取り込んだ時期は3月下旬から4月上旬と考えられる、 3)  子どもの体内に入った総量はこの測定では分からず、一過性なら大したことはないが、継続的にでる場合はかなりの量が体内に入ったと考えられる、 4)  測定値が日からではなく、フランスからであることが残念だ、 5)  この件について、文部大臣が「健康に影響はない」と発言したことには何の根拠もない。ただ「安全だ病」にかかっているだけ、 です。 放射性セシウムの半減期は30年ですが、体内には成人男子で約3ヶ月ぐらい体に残ります. 子どもの場合、最短で2週間位から出始めます. この子どものオシッコ

  • 武田邦彦 (中部大学): 柏、松戸、流山、三郷のホットスポット

    臨時 ホットスポット情報 子供を守ってください 関東の一部に放射線の強い場所があります。柏、松戸、流山、三郷の4市です。放射性物質は「県境」などは判りませんから、測定値に従って行動することが必要です. それを示したのはこの図ですが、この方面の汚染は福島から南下した気流に乗って二松市、郡山市そして白河市まではある程度放射性物質が来ているのですが、宇都宮にはほとんど来ていません。 それがかなり離れた地点で放射性物質が観測されています。 この原因はまだわかりませんが、汚染の程度は福島市、郡山市等より低く、いわき市や白河と同等と見ることができます。 詳しい原因はともかくとして、普通に考えますと放射性物質がちょうどその場所で落ちたと考えられます。 このようなことはチェルノブイリの被曝図でも同じようになっているので、特に極めて奇妙であるということではありません。 ・・・・・・・・・ 測定値を見ますと

  • 武田邦彦 (中部大学): 教育関係者に訴える! 今すぐ、立ち上がってください!!

    福島県及び近県の教育関係者に御願いします。 現在、福島県及び近県の空間放射線量は1時間あたり約2マイクロシーベルトで、呼吸による体内被曝と水や糧から入る放射線量もほぼ同じ量ですから、約6ミリシーベルトになります。 一方、福島原発の処理は長期化が予想され、児童生徒の被曝量は「考慮しなければならないレベル」になります。1年間の被曝が予想され、その場合、6×365×24=53ミリシーベルトになり、児童生徒の放射線障害は100人に0.5人を越える段階にまで達しています. ・・・・・・・・・ 教育者の先生方、児童生徒は先生方の命令のもとに行動することを求められます. 自分たちでは自分の健康を守ることができません。 言うまでもありませんが、教育は政府と独立しており、子供達の命と健康を守ることが教育者のもっとも大切な役割です. 政府の指示や勧告は教育委員会とは独立です.そのための教育委員会です. 学校

  • 1