玄関にも溢れる独創性 「夫婦揃って海外出張が多いんです。特に僕がよく行くのはアメリカ西海岸なのですが、その雰囲気は出ているかもしれません」。『journal standard relume』のバイヤーとして世界中を回る松尾忠尚さん。仕事柄増える洋服や趣味のアウトドアグッズなど、あふれるモノを収めるためにも、1軒家を建てることに。 「小学生の娘の通学も考えて土地を探し、パシフィックファニチャーサービスに依頼しました。あまりクラシックにせず、いろんなスタイルの融合を目指しています」。 欧米のスタイルを取り入れて、玄関は半土間のような、段差を排した空間に。“公共施設っぽさ”を出すため、1階はベッドルーム以外、玄関から奥のバスルームまですべてグレーのタイルで統一した。 「インダストリアルな雰囲気を出したくて。鉄骨の階段はマストでした」。中央に配置された階段は、その無骨な佇まいが松尾邸の象徴のように