「台所空間学座談会」(山口昌伴ほか)読了。 食文化に注目が集まる今日、台所だけが取り残されている。 座談会 台所空間学 作者: 山本夏彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1985/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 目次 第一章 いまは昔の食の風景 第二章 どこへいった、「味」と「台所」 第三章 そこでだれが作ってだれが食べるか 第四章 台所開眼―デザイナーおおいに語る 先日、渋谷の古本市で偶然見つけた一冊だ。台所空間学 (コンフォルト・ライブラリィ)という本の評判は前から聞いていたのだが、その座談会バージョンということで、迷わず購入した。「台所」を注意深く眺めると、日本人の食文化と生活がまったく新しいものとして見えてくる。 台所ってなんなのだろう? 台所とは本来的にはなんだったのか?そんなの、料理をつくる場所に決まっている?実は、僕らが今考えている台所と、そ