先月、最大震度6弱の地震に見舞われた鳥取県中部では特産の梨に被害が出ましたが、地震の揺れでも落ちなかった梨をPRしようと、「落ちない」にかけて「合格まちがい梨」という受験生向けの縁起物として売り出す取り組みが始まりました。 倉吉市の観光名所「白壁土蔵群」をイメージしたキャラクターの箱に、「王秋」という品種の梨のほか、同じく地震に耐えた国宝「投入堂」がある三徳山三佛寺のお守りなどがセットになっています。 “サクラサク”の語呂合わせで価格は3939円とし、東京都内の4つのデパートで合わせて300セットが限定販売されています。 鳥取県の梨園では地震のため6200万円余りの被害が出ていて、県は今回の限定販売の利益をJAに支払うということです。 商品を企画した鳥取県販路拡大・輸出促進課の羽田直樹係長は、「大地震でも落ちなかった幸運の梨と縁起のよい品を集めたのでぜひ買ってもらい、復興につなげたい」と話