日本で流通の書籍は対象外…グーグルの書籍データベース化 米検索大手グーグルの書籍データベース化をめぐる著作権訴訟で、グーグルとの和解案に合意している全米作家協会のポール・アイケン事務局長らが27日、東京都内で日本の報道各社の取材に応じ、「和解案では、日本で流通している書籍は(データベース上で)内容を表示されない」と述べ、日本国内で流通している書籍の多くは対象とならないなどの認識を示した。 これまで日本の著作権団体などに示された和解案では、米国内で伝統的な流通経路で入手できない書籍は「絶版・市販中止」とみなされ、データベース上で内容を表示されると説明されていた。このため新刊を含む日本の多くの書籍がネット公開されるとして、著者や出版社などが反発していた。 全米作家協会の顧問弁護士は、グーグルや米国の訴訟当事者による、他国の関係者への説明不足があったことを事実上認めた。 一行は、和解案に合意した