「群衆の知恵・集団的知性とWikiコラボレーション」の末尾に参考文献を挙げていますが、リンクを辿りやすいよう、ブログエントリの形でも公開します。また、参考資料に挙げられなかったものの、いくつか言及しておきたいものをあわせて紹介したいと思います。 ■書籍 ジェームズ・スロウィッキー著、小高尚子訳「『みんなの意見』は案外正しい」(角川文庫, 2009) ドン・タプスコット、アンソニー・D・ウィリアムズ著、井口耕二訳「ウィキノミクス」(日系BP社, 2007) 江渡浩一郎著「パターン、Wiki、XP」(技術評論社, 2009) ジェフ・ハウ著、中島由華訳「クラウドソーシング」(早川書房, 2009) 書籍ではこの他、「クラウドソーシング」が多く引いている「フューチャー・オブ・ワーク」と「『多様な意見』はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき」を紹介しておきたいと思います。 前者は企業の組織構
【解説】 柴野京子氏は、1962年生まれ、株式会社トーハンを経て、現在、東京大学大学院情報学環博士課程在学中、相模女子大学非常勤講師も務める。取次に勤務していた経験を生かして、出版流通を歴史社会学・メディア論の視点から研究しており、今年7月には、修士論文に加筆修正を加え『書棚と平台――出版流通というメディア』(弘文堂)として刊行した。同書については、「これまで出版流通について書かれた最も優れた作品である」(箕輪成男氏)、「本の未来を考えるとき、本書が示唆するものはたくさんある」(永江朗氏)など多くの反響を呼び起こしており、今後の出版を占う際の必読文献であることは間違いないだろう。 出版流通をめぐっては、高い返品率の一方で配本が読者のニーズに応え切れないなど、取次を中心として様々な課題を抱えている。各所で議論が活発に交わされているなか、いまに至る流通の来歴を冷静に分析することかた始まった今回
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く