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ブックマーク / pmazzarino.blog.fc2.com (4)

  • レジ袋有料化の本当の理由反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。私はこれまで一貫して、「それは根拠のある事実なのか」を追求してきました。その姿勢は『反社会学講座』以来ずっと変わってません。社会現象や文化と呼ばれるものが事実であるかどうかは、統計と歴史でしか確認できません。だから私はしつこく統計や歴史にこだわるのです。 信じる信じない、などという愚か者のたわごとは、どうでもいい。重要なのは事実かどうか、それだけです。フェイクを信じてもそれが事実に変わることはないし、事実を信じなければ事実でなくなるわけでもない。 フェイクを信じるのは個人の勝手ですが、フェイクで他人を批判・攻撃する行為は許されません。 『反社会学講座』で最初に取りあげたのは少年犯罪のウソでした。「少年犯罪は増えている」というフェイクで少年法の罰則強化や道徳教育の強制に世論を誘導しようとする連中を許せなかったんです。 私が最近レジ袋のことを話題にしてる

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    chintaro3 2020/09/07
  • 老後破産と「昔はよかった」病反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 週刊新潮10月1日号の老後破産についての記事を読みました。冒頭で私の『「昔はよかった」病』を引き合いに出してます。(この記事は「矢来町ぐるり」という新潮社のサイトにも転載されてるのでネットでも読めます。) 『「昔はよかった」病』で私は、むかしはよかったという老人の嘆きが歴史的事実とはかなり異なる記憶の捏造であることを検証し、むかしもいまも変わらない、どちらかというとむかしのほうがヒドかったと結論を出しました。 ところが多くの日人はこの事実を信じたがらない。どうやら新潮の記事の筆者もその口らしく、パオロはああいってるけど、ちかごろ話題になっている老後破産の現実はどうだ。「誰がどう見ても、「昔はよかった」と言うほかない」とおっしゃる。 で、その反証例としてあげてるのが、タレントの天地真理さんと漫画家の柳沢きみおさんなのですが、記事を読んだかぎりでは、

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    chintaro3 2015/10/18
    「昭和40年代までは55歳定年の会社が過半数を占めてました。」
  • 日本の学校のデタラメな危機管理から見えるもの反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 動物が殺された死骸が近所で見つかったからといって、「万が一のことを考えて」こどもたちに集団登下校をさせる日の学校。 その一方で、年間6000件以上の事故が起きたことが報告されているのに人間ピラミッドは平気で続ける日の学校。 なんなんでしょうね、このデタラメすぎる危機管理意識は。不審者がうろついているかもしれない通学路よりも、マヌケな指導をする先生がいる学校のほうが、こどもたちにとっては数千倍、数万倍危険です。 「他のスポーツでの事故に比べると、人間ピラミッドの事故件数は同じくらいだ。だから危険とはいえない」とする擁護論がありましたけど、それはデータの読みかたが浅すぎます。 他のスポーツは通年行われているのに対し、人間ピラミッドは運動会前のごく短期間しか行われてません。その短期間に大量のケガ人が出てるのですから、他のスポーツに比べてはるかに危険度

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    chintaro3 2015/10/09
  • 何度でも言う。地域の絆と犯罪にはなんの関係もない反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 寝屋川の中学生殺人事件の容疑者逮捕を受けて、月曜以降、デタラメなコメントがテレビからあふれ出すと思うので、先制攻撃をしておきます。 さっそく、金曜夜の報道ステーションでやらかしてました。コメンテーターの藻谷さんは、かなりまともな人です。殺人事件の件数はずっと減少していて、いまはもっとも少ない時代だという事実をきちんと指摘してたところまでは、よし。 ただ、そのあと続けて、地域の絆が薄れているのではないか、犯罪を防ぐために、われわれはもっと地域の絆を大切にすべきだ、みたいなことをいうんです。 決定的に矛盾したことをいってるのに、ご自分で気づいてないのですね。むかしに比べて地域の絆が弱くなった。と同時に、犯罪はむかしより減っている。だとしたら、絆が弱まるほど犯罪は減るという結論になってしまいます。 報道関係者のみなさん、立ち読みでもけっこうです。私の『「

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    chintaro3 2015/08/23
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