老後破産と「昔はよかった」病反社会学講座ブログ

こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 週刊新潮10月１日号の老後破産についての記事を読みました。冒頭で私の『「昔はよかった」病』を引き合いに出してます。（この記事は「矢来町ぐるり」という新潮社のサイトにも転載されてるのでネットでも読めます。） 『「昔はよかった」病』で私は、むかしはよかったという老人の嘆きが歴史的事実とはかなり異なる記憶の捏造であることを検証し、むかしもいまも変わらない、どちらかというとむかしのほうがヒドかったと結論を出しました。 ところが多くの日本人はこの事実を信じたがらない。どうやら新潮の記事の筆者もその口らしく、パオロはああいってるけど、ちかごろ話題になっている老後破産の現実はどうだ。「誰がどう見ても、「昔はよかった」と言うほかない」とおっしゃる。 で、その反証例としてあげてるのが、タレントの天地真理さんと漫画家の柳沢きみおさんなのですが、記事を読んだかぎりでは、

[FTTH]

「さっさと死ぬ or 貧困状態で延命」の対比は認めているわけで、「生きてるんだから無条件で昔よりマシ」は乱暴では。「死ににくくなって新たな問題が発生」は認めないと対処のフェーズに進まんよ。

[aliliput]

えびでんすべーすど社会政策はいつになったらこの国に根付いてくれるのか...

[kj-54]

『だれもが被害者にも加害者にもなる可能性があるし、気持ちだけではどうにもなりません。だからこそ、システムとしての社会保障という制度が必要になるんです』

[tohokuaiki]

“「昔はよかった」病』を引き合いに出してます。（この記事は「矢来町ぐるり」”http://www.dailyshincho.jp/article/2015/10050815/?all=1

[hetarechiraura]

公立安楽死施設はよ

[chintaro3]

「昭和40年代までは55歳定年の会社が過半数を占めてました。」

[kozai]

いまの老人のなかで、自分の世代だけが損をしていると考えてる人がいるとしたら、それもまた「昔はよかった」病なのです。

[nenesan0102]

幼稚な考えなのを承知で言うけど「55歳以上/総財産100万以下/無職/不動産なし/障害持ち/病気/不治の病/事故の後遺症」みたいな場合に限り選択制で安楽死を認めて欲しいなぁ。生きたいなら生活保護がある前提で。

[REV]

「その人間が最も美しい時に殺しにやって来る死神」が必要

[igrep]

"被害者の立場になってはじめて問題に気づくのですが、そうなったらなったで今度は、自分だけがわりを食っていると被害妄想にとりつかれちゃう。"