子育て世代のがん患者の交流の場などを運営する一般社団法人「キャンサーペアレンツ」の代表理事で、胆管がんをわずらっていた西口洋平さんが8日、40歳で死去した。葬儀・告別式は親族で行った。 【写真】ひとり娘の倖さんと遊ぶ西口洋平さん 2015年、人材会社の営業マンだった35歳のとき、ステージ4の胆管がんで完治は難しいと告げられた。6歳の娘にどう伝えれば良いか悩み、仕事、お金など不安は尽きなかったが、同じ年代や立場の人とつながれず、孤独だった。 翌年4月、インターネット上で子どもを持つがん患者がつながるサイト「キャンサーペアレンツ」を開設。その後、一般社団法人を設立し、抗がん剤などの治療を受けながら、ネット上や催しで交流の場を運営し、会員数は3600人を超えた。SNSなどでも発信をしつつ、企業や研究機関の調査への協力、「治療と仕事の両立」「がん教育」といったテーマでの講演など、活動の幅を広げた。
長年にわたり母との確執を抱えていたという、タレントの青木さやかさん。現在発売中の『婦人公論』3月24日号で、ご両親を看取った経験を語っています。わだかまりを解消するために掲げた目標とは…(構成=田中有 撮影=川上尚見) 【写真】病気をしたからといって母が丸くなるわけでもなく… * * * * * * * ◆「ごめんね」の一言が言えないまま 2014年に父を、19年の秋には母を見送りました。どちらも愛知県にいたので、近くに住む弟や親戚が主に通ってくれて、私はたまに顔を出すだけ。看病や介護の戦力にはあまりなっていなかったと思います。それでも、2人を見送ることを通して、私が得たものはとても大きかった。 成人しても、結婚して子どもを産んでも両親といい関係を築けなかった私が、考えを改めるひとつのきっかけとなったのが、父の死でした。 私が中学生の頃に母と離婚した父とは、長いこと連絡を取り合っていません
1日に県内各地で一斉に開かれた県立高校の卒業式。新型コロナウイルスの感染防止で規模は縮小されたが、卒業生たちは旅立ちへの決意を固め、保護者や教職員は門出を祝った。座間味村の阿嘉小中学校と慶留間小中学校も、政府の休校要請に対応するため、卒業式を急きょ前倒ししてこの日実施した。 【韓国人一家パニック!】「心臓マッサージ止めて」冷静な対応で3歳の子救った看護学生 式典の参加者が限定され、内容も簡素化された那覇市の首里東高校。在学中に脳の難病を発症した國場翔太郎さん(17)が卒業した。「同じ学年の仲間と一緒に卒業できるとは思わなかった。後悔しないように一日一日を大切にしたい」。両親や医師、教員らへの感謝を胸に、4月から大学に進学する。 スポーツ推薦で高校に入学したほど、もともとはバドミントン一筋のスポーツ少年。高1の終わりに突然の頭痛や吐き気に襲われた。3カ月近く入院し、脳に腫瘍ができていることが
6度にも及んだがん闘病、そして、人工透析の日々を経て旅立った梅宮辰夫には、“アンナパパ”としての一面がある。事実、ネオン街で名を馳せた“夜の帝王”の人生観は、愛娘の誕生で大きく変わった。梅宮アンナが初めて明かす、知られざる「辰兄」の最期――。 【写真】闘病を支えた梅宮ファミリー *** 〈俳優・梅宮辰夫がこの世を去ったのは昨年12月12日のことだ。享年81。家族と近しい知人のみを集めた葬儀で最愛の“パパ”を送り出し、四十九日を終えたばかりの長女・アンナ(47)が改めて胸中を明かす。〉 あの日は、午前5時に娘のモモ(百々果)が私の寝室に飛び込んできたんです。 「ママ! ママ! “じっじ”が死んじゃった……」 私が携帯の着信音に気づかなくて、モモに連絡が入ったみたい。うん、覚悟はしていたけど、やっぱり気が動転しましたね。歯磨きと洗顔だけ済ませて、娘とふたり寝間着姿のまま車に乗り込んで。都内の自
【AFP=時事】乳がん治療のための化学療法の影響で不妊になった女性(34)が、事前に採取していた自身の未成熟卵子を使って5年後に出産した。未成熟卵子は採取後、体外で成熟され、冷凍されていた。フランスの研究チームが19日、英医学誌「腫瘍学年報(Annals of Oncology)」で発表した。がん患者が卵子の体外成熟と凍結を経て妊娠に成功した事例は世界初だという。 【関連写真】乳がん治療を受けた米女性スイマー、4回目の英国海峡横断に成功 世界初 医師らは化学療法を開始する前に、女性の卵巣から未成熟卵子7個を採取。未成熟卵子を体外で成熟させる「IVM」と呼ばれる技術を使い、これらを実験室内で成熟させた。 ホルモン剤によって卵巣を刺激する方法は時間がかかり過ぎるため、がんを悪化させる恐れがあった。このため、未成熟卵の採取と凍結が最善の方法として選択されたという。 女性は5年後、乳がんから回復し
職場でのパンプスやヒールの強制に反対する「♯KuToo」や、不合理な「ブラック校則」の撤廃運動-。インターネットで広がり、社会の関心を集めた近年の運動で一役買っているのが署名サイト「Change.org」(チェンジ・ドット・オーグ)だ。いつでもどこでも気軽に参加でき、短期間で多くの賛同を集めやすいことから、活用の幅が広がっている。 【写真】スマートフォン一つで運動に参加できる 「声を上げれば社会は変わる、政治も動くんだと実感した」と振り返るのは、東京都北区の江田麗奈さん(37)。2018年12月、がん治療などのため予防接種の効果が期待できなくなった子どもたちに、再接種費用の助成を求める署名活動を始めた。 きっかけは小学2年の娘が小児がんと診断されたこと。骨髄移植などを受けると、過去のワクチンで得た免疫の効果が失われる恐れがあり、再接種が必要と知った。定期接種は公費負担で無料だが、再接種は自
財務省は9日、「財政制度等審議会(財務相の諮問機関)」の分科会を開き、社会保障費の抑制に向けた改革案を示した。高額な医薬品については、費用対効果を勘案し公的保険の対象から外すことも検討するよう提案。75歳以上の後期高齢者が受診する際の自己負担割合を現行の原則1割から2割へ増やすことも改めて打ち出した。 高齢化の進展で膨張する社会保障費を抑制する。今後も議論を進め、今年11月をめどに財政審がまとめる平成31年度予算編成の建議(意見書)に反映する。同時に、政府が年末まとめる歳出改革の工程表にも織り込みたい考えだ。 医薬品は現在、新薬がほぼ自動的に保険適用される形となっている。ただ、がん免疫治療薬「オプジーボ」の当初価格のように高額になるケースも多く、医療財政の大きな負担となっている。財務省は費用対効果や財政影響など経済面も評価し、保険適用の可否を判断できる仕組みを導入すべきだとした。 このほか
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