日経メディカル運営の「日本最大級」医師求人メディア。転職支援会社が扱う求人情報のほか、医療機関からの直接求人情報も掲載!
日本肺癌学会は、3月26日、肺がん医療・疾患啓発のための市民公開講座「肺がんへの向き合い方と最新治療をみんなで学ぼう2022 in京都」をオンライン開催した。肺がんに限らず、がんの患者や家族は、「がんの疑い」と言われた時点から、告知後、治療中、治療後もさまざまな不安を抱えている。市民公開講座では、兵庫県立姫路循環器病センター緩和ケア内科部長の坂下明大氏が、神戸大学医学部附属病院でがん患者の緩和ケア治療やサポートをした経験を基に「肺がんとの向き合い方と不安の対処について」をテーマに講演した。今回は、その内容をレポートする。 がん患者の3人に1人が不安や心の問題を抱えている 坂下氏がまず挙げたのは、がんの患者からよく寄せられる相談例だ。「どこの病院へ行けば良いのか」、「告知をされたが、なかなか病気であることを受け止められない」「主治医の先生とうまく話せない」「話を聞いて欲しい」「副作用が心配」
ホルモン受容体陽性の乳がん患者では、再発抑制のために術後ホルモン療法が行われる。閉経前であれば抗エストロゲン薬を5〜10年、閉経後であればアロマターゼ阻害薬を5年間服用することが標準的となっている。これらの薬剤は、女性ホルモンの働きを止めたり、分泌を抑えることにより効果を発揮するが、体内ホルモン環境の変化によるさまざまな症状も引き起こす。「続けなくてはいけないことはわかっているけれど、副作用がつらい」。そんな時、どうすればいいのだろうか。 第28回日本乳癌学会のPAP(患者支援プログラム)で、名古屋市立大学大学院医学研究科乳腺外科学分野の近藤直人氏は、ホルモン療法の重要性や副作用対処法について概説するとともに、「決して自己中断せず、まず担当医に相談してほしい」と話した。 ホルモン療法により再発リスクが約50%低減 乳がんは、いったん再発すると治癒が難しく、いつかは乳がんで命を落とすことにな
中外製薬は10月10日、抗HER2ヒト化モノクローナル抗体ペルツズマブについて、HER2陽性乳癌における術前・術後薬物療法への適応拡大が厚生労働省から承認されたと発表した。 今回の適応拡大で、HER2陽性乳癌に対して、進行癌だけでなく術前療法、術後療法としてトラスツズマブとペルツズマブの併用が可能となった。 今回の適応拡大は、術後療法の部分はHER2陽性早期乳癌を対象に実施されたフェーズ3試験APHINITYの結果に基づくもの。ペルツズマブとトラスツズマブ、化学療法の併用は、トラスツズマブと化学療法を併用した場合よりも、浸潤癌のない生存期間(IDFS)を有意に延長できることが証明された。層別化ハザード比が0.81(95%信頼区間:0.66-1.00)、p=0.045で有意にペルツズマブ併用群が良い結果だった。 術前療法の部分は、海外で実施された高リスクのHER2陽性早期乳癌の患者を対象とし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く