新型コロナウイルス感染拡大防止のための電車の車両消毒作業をJR西日本が7日、京都府向日市鶏冠井町の吹田総合車両所京都支所で報道関係者に公開した。清掃作業員が特急「サンダーバード」の座席周辺を消毒した。 同社は新幹線約1100両、特急約700両、新快速や普通など約5千両を保有。消毒作業は座席のほかつり革や連結部のドアノブなどが対象で、車両清掃に合わせ新幹線が3日、特急が4日から始め、新快速や普通などは9日から行う。新幹線は毎日、それ以外は約1週間ごとに全車両で実施する。 作業を担当する運輸部の細井建治課長(48)は「もっと早くから始めたかったが、清掃作業員と消毒液などの確保に時間がかかった。清掃作業時間は2倍になるが、安心していただくためできる限りのことをする」と話した。 消毒作業では目を覆うバイザーやマスク、ゴム手袋姿の清掃作業員が、消毒液を吹きかけた布で座席のテーブルやシートの持ち手、肘