全国で初めて子どものゲーム利用時間を定めた香川県ネット・ゲーム依存症対策条例へのパブリックコメント(意見公募)で、寄せられた賛成意見の多くに特定の複数台のパソコンから大量に送信されたような痕跡を示す情報が残されていたことがわかった。専門家は「明らかに不自然」と指摘している。 条例は議員提案で3月に成立し、今月1日に施行された。パブコメは1月下旬から15日間実施され、朝日新聞が情報公開請求で得た文書を分析した。 県議会はパブコメに際して、意見の送信先としてメールアドレスを指定し、問い合わせフォーム形式の県議会ホームページの「ご意見箱」は案内していなかった。だが、2269件の賛成意見のうち約1900件が、「ご意見箱」から送られていた。「反対」の401件はほぼ全て指定アドレス宛てだった。 県議会事務局によると、ご意見箱では送信者のアドレスはわからない。ただ、「ユーザーエージェント(UA)」と呼ば