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ブックマーク / id.fnshr.info (3)

  • 注文の多い料理店―就活編|Colorless Green Ideas

    なかなか内定がとれずに消沈する二人の学生が見た「当社は採用の多い企業ですからどうかそこはご承知ください」という文言。この企業はどんな企業なのだろうか? 文 二人の若い大学生が、いっぱしのサラリーマンのかたちをして、ぴかぴかするアンドロイドのスマートフォンを持って、都心からは少し離れた、低中層のオフィスビルがぽつぽつとあるエリアを、こんなことをいいながら、あるいておりました。 「ぜんたい、ここらの企業はけしからんね。ろくに求人もしていやがらん。なんでも構わないから、早くトントンと、面接をすすめていきたいもんだなあ。」 「グループ討論で、アホウなFランクの学生のバカなセリフなんぞを、ちょっと気の利いたセリフで論破したら、ずいぶん痛快だろうねえ。顔を真っ赤にして、しどろもどろになって、それからどたっと倒れるだろうねえ。」 二人がそれぞれ持っていたスマートフォンが、二つともいっしょにフリーズを起

  • 忍殺語形態素解析辞書「チャドー」がリリース|Colorless Green Ideas

    「ドーモ。自然言語処理屋=サン。形態素解析辞書チャドーです」オジギ終了後0.7秒後。ネオサイタマのドロップボックスにアップロードされた辞書のURLが示された。 「アイエエエエ! ケイタイソカイセキ!? ケイタイソカイセキナンデ!?」 小説『ニンジャスレイヤー』の日語訳 [1] では独特の言葉遣いが使われており、俗に「忍殺語」 [2] と呼ばれている。この忍殺語の形態素解析を行うための辞書「チャドー」のバージョン1.0.0が2014年5月10日公開された。今のところ、Dropboxを通じて配付されている。 かつてニンジャが横行していた時代、日の人々は文字を連ねるのみで、それを分かつことを知らなかった。古事記にもそう書いている。しかし、言葉の切れ目が分からないと実際不便である。このような状況に対して、平安時代の哲学剣士ミヤモト・マサシは、ジュージツの修行中に形態素解析という手法を発見した。

    忍殺語形態素解析辞書「チャドー」がリリース|Colorless Green Ideas
  • 注文の多い料理店―院生編|Colorless Green Ideas

    キャンパスの外れをさまよっていた院生が見つけた研究室。そこには「当研究室は貢献の多い研究室ですからどうかそこはご承知ください」という文言。この研究室は一体? 文 二人の若い院生が、いっぱしの研究者きどりで、キャンパスの奥深くの、人気の少ないとこを、こんなことをいいながら、あるいておりました。 「ぜんたい、ここらの研究室はけしからんね。研究費もろくにもってやしない。なんでも構わないから、金の心配なしに、実験をやってみたいもんだなあ。」 「実験に使ったマウスをガスバーナーで焼いて、大学生協で買ってきた焼き肉のタレをつけてべたら、ずいぶん痛快だろうねえ。かりかりと焼けて、それからぐいっとビールを飲めるだろうねえ。」 それはキャンパスのだいぶ奥でした。案内してきた万年助手も、ちょっとまごついて、どこかへ行ってしまったくらいの奥でした。 風がどうと吹いてきて、草はざわざわ、木の葉はかさかさ、木は

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