トランプ大統領が爆誕した。予備選挙の賑やかし枠と(少なくとも僕は)見ていたが、大衆を煽り、勢いのままに大統領候補の座を勝ち取り、泥沼の争いの果てに世界一の大国で天辺までとってしまった。正直いって予想してなかった。日経がもしトラ(もしトランプ氏が大統領になったら)などと特集を組んでいても、サラッと舐める程度で、本気でその可能性を考慮していなかった。 今回の投票結果の根っこにあるのは、やっぱり低所得者の不満なんだろう。ダイバーシティを謳い人種性別問わず優秀な人材が集まるアメリカでは、その集まった人材がイノベーションを起こし国とともに裕福になっていく一方で、ネイティブな一般層は相対的に、あるいは絶対的にその地位を下げられ続けていたのだろう。その不満が人の形を取りトランプ大統領となったのだろう。 外の人材は必ずしも米国から金を奪うものではなく、新しく興った会社や現地に工場を持つトヨタとかの外資は多