ブックマーク / kokounobonjin.hatenablog.com (7)

  • 賀正リビングデッド【閲覧注意】 - 孤高の凡人

    2017 - 01 - 03 賀正リビングデッド【閲覧注意】 心頭滅却すれば火もまた涼し、昔の人がそんな事を言っていた事を思い出したので、心頭滅却してみたが、一向に痒みが治る気配はなく、お尻や太腿のあたりをウィルコジョンソンばりに掻きむしっている。 正月早々、おせち料理なんかべたくないとトイザらスで暴れる餓鬼のようなスタイルを実家のリビングでキメた私に親族が呆れ顔で用意してくれたものが『蟹鍋』であった。 おいちぃ、蟹鍋おいちぃわ。一心不乱に蟹スプーンで身をほじくり出し、むっしゃむっしゃと蟹鍋をした私を襲ったものは、全身の痒み&ぶつぶつ。 31歳にして初めて気付いた蟹アレルギー。人生が音を立てて砕けた。蟹のえない人生なんて、フレンチクルーラーのないミスドと同じじゃないか。 それが元旦の話で、昨日今日とずっと布団の中で過ごしている。布団の中で寝転んでいると比較的痒みがマシだから、そうして

    賀正リビングデッド【閲覧注意】 - 孤高の凡人
    cho-zu
    cho-zu 2017/01/04
    食べ物のアレルギーはつらいすなぁ……。しかもカニ。よりによって蟹。ご自愛くださいな。
  • 迎春ノイローゼ - 孤高の凡人

    2017 - 01 - 01 迎春ノイローゼ 私はこの時期がとてもきらいなのです。 トイザらスの二階のレゴブロックの棚のとなりで売ってる安っぽいプラモみたいなサイディングボードの建売住宅と建売住宅の隙間に挟まったサンタクロースが救出された次の日から、新しい自分に生まれ変わることを強要されていることになんの疑問も持たずにAmazonで買うた新しい財布から出したしわしわの千円札でコンビニで蕎麦買うて、それをガサガサの唇でチュルチュル吸いながら「来年から気出す」と宣言し合って、テレビから流れるバラエティ番組を見ながら去年よりわずかに深くなったほうれい線とネギの挟まった八重歯をポップに散らかして、あと10分、あと3分、10、9、8、7、6、5、4、3、2で腰を深く落とし、1で飛び上がって着地。何の変化もないにも関わらず、新しいOSにアップデートしたかのようにニューな人間が、にゅーと伸びたいな

    迎春ノイローゼ - 孤高の凡人
    cho-zu
    cho-zu 2017/01/01
    僕の好きな人は、いつだってどこか遠くにいっちまうんだ。帰ってくるかどうか分からないという事実から目を背けて。いつだって、いつまでだって、僕は待ってるんだ。
  • ぼくらに難しい説明はいらない - 孤高の凡人

    2016 - 10 - 17 ぼくらに難しい説明はいらない ベコッベコッ、ぼくは部分的に舗装された道路を歌いながら走っていた。なんでもないような日々が幸せだったと思う。なんでもないンフふーフーフー、二度とは戻れないンーフー。 2年前にブラックな企業を退職した時、ぼくは心と足を失くしてしまった。三大欲求のひとつ、性欲を欠いた代わりに物欲をランクインさせた私には、移動手段と、がらんどうになった心を満たす為に、かっこいい自転車が必要だった。 自転車屋さんで寝そべり、トイザラスでおもちゃを欲しがるガキのように、床をドンキーコングみたいにバンバン叩いてに懇願、かわいそうが極まって私は無事、退職祝いという名目で高価なチャリを購入する事が出来た。 そんな愛車に乗るのはずいぶん久しぶりのことである。なぜならぼくはインドア派、つまり引きこもりであり、当は高価なチャリなんて必要なかったんだ。 埃と蜘蛛の巣

    ぼくらに難しい説明はいらない - 孤高の凡人
    cho-zu
    cho-zu 2016/10/18
    チャック空いてたら、突っ込むところを待つ。突っ込まれるのは貴方なんですよと。とまぁ、はい、そうなのでしょう。
  • 僕を迎えに - 孤高の凡人

    2016 - 10 - 07 僕を迎えに 建築現場の足場、その最上段から眺める景色に無感情。なんも思わん。 画面の端が砕けたiPhone、直す気もおきん、つまり金がない。 見にくいディスプレイ、醜い奴からの電話、殺気を殺して満面の笑み。 うちに帰ると散乱した絵、机に置かれた飲みかけの麦茶、換気扇の音とあったかいご飯。 今日も私は幸せのお風呂に浸かる。生ぬるいお湯に肩まで浸かる。 喉から手が出て手に入れた安定、それは手の平の上で退屈に変わり、愚痴と一緒にこぼれて落ちた。 些細な日常に幸せを感じる。嫌いだった言葉を真顔で言える私は誰だ。 顔だけで歩く。手足はいらん。必要なのは社交辞令が言える口、請求書を読める目、興味のない話を聞ける耳。それら全部で作る笑顔。 鏡に写ったお前はなんや。鼻毛をはさみで切りながらい思う。 鏡の向こう側には、捨てたはずのカルトン、大量の鉛筆、画用紙、ケント紙、木炭紙

    僕を迎えに - 孤高の凡人
    cho-zu
    cho-zu 2016/10/09
    ぼくは昨日のぼくを殺し続けるよ。過去の自分に殺されるくらいならね。
  • 空は暗い、僕はクライ - 孤高の凡人

    2016 - 09 - 10 空は暗い、僕はクライ このところ、台風に始まり雨天が続いており、仕事が捗らないことこの上ない。私は建設業で働いており、建設業といえば、コンビニエンスストアに脚立を積んだ軽バン、或いはセンスの欠落したビカビカのホイールを履いたハイエースで乗り付けて、ジョージア微糖とマルボロアイスブラスト、ファミチキ或いはLチキを店員さんにタメ口で指示、はよもってこい、はよもってこい、俺のファミチキはよもってこいと急かし、それらの入ったビニール袋をブンブン振り回しながら車に乗り込んで、ウィンドウのレバーをぐっるぐる回し、窓から汚いカーゴパンツから生えたクロックスのバッタモンを放り出して、くっちゃらくっちゃらファミチキを貪りい、マルボロをふかし、ジョージアをがぶがぶ飲み、エグザイルとか、その下請け的な三代目のやつをガンガン流して、周囲の善良な市民に散々迷惑をかけるような下の下、最

    空は暗い、僕はクライ - 孤高の凡人
    cho-zu
    cho-zu 2016/09/10
    なんでや!!!ぷいきゅあかーどは悪くないやろ!!!娘とぷいきゅあの気持ちも考えなあかんで!!!
  • 自由の槍 - 孤高の凡人

    2016 - 07 - 09 自由の槍 一昨日の晩、シャラシャラと鳴る笹に揺られ、沢山の人々の願いが空中に舞った。その中には『結婚出来ますように』『転職出来ますように』『はてブが沢山つきますように』など、様々な願いがあり、それらは酸素と混ざり、真っ赤な炎にすらなれず、ブスブスと鈍い音を立てて静かに土の上に落ちた。 私は建設業で働いている。 建設業といえば、『汚くて』『キモいから』『嫌い』と言われるような3Kであり、ママ友に教えたくない旦那の職業ランキングで常に上位に上がるような底辺の仕事である。 底辺、底辺、底辺と言っていると、なんて事を言うのだ、そんな事ない、とても素敵よ、と何も知らない人々が好き放題言ってくるが、私は当事者である。その渦中でくるくるワルツのリズムに合わせて回りながら発せられた叫びこそが『真実』なのであり、これこそが説得力なのである。 再度言おう、建設業は底辺であると。

    自由の槍 - 孤高の凡人
    cho-zu
    cho-zu 2016/09/03
    誰かに心を込めた言葉を贈ってもらえる、それは人生の良さの一つ。
  • 夏の終わりのムーブオーバー - 孤高の凡人

    2016 - 09 - 02 夏の終わりのムーブオーバー ガムテープをびあっと伸ばし、いつの間にかカーペットの上で繁殖したちぢれ麺を丁寧にペッタンする。もし、このちぢれ麺が全てぼくのちぢれ麺ならば、今頃ぼくのバミューダトライアングルはアダムスキー型の未確認飛行物体の船体のようにツルツルだったはずで、髪の毛の成長する速度を考慮すると、このカーペットのちぢれ麺は、ぼくのモノでない事は明らかであった。理屈は分からずじまいであるが、このちぢれ麺はやはりいつの間にか繁殖しているという説が、当時のぼくには一番しっくりくるのだった。 ここは実家。来ならば、お母さんが掃除機をかけるので、このようにガムテープでちぢれ麺をペッタンする必要はないが、その日はぼくがペッタンをする必要があった。 この日は両親が旅行に出かけ不在だったのだ。 高校性のぼくが、このように部屋をペッタンしまくる理由はひとつ、当時おそらく

    夏の終わりのムーブオーバー - 孤高の凡人
    cho-zu
    cho-zu 2016/09/03
    「迸る」文章だ。
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