16日朝、福岡市で88歳の母親と70歳の娘が、入居する高齢者向け住宅や近くの公園で血を流して倒れているのが相次いで見つかり、いずれも死亡しました。娘は寝たきりの状態で、母親は「経済的に困って介護を続けられない」と周囲に相談していたということで、警察は母親が娘を殺害したあと自殺した無理心中とみて調べています。 警察によりますと、16日午前7時半ごろ福岡市西区周船寺の公園で、近くのサービス付き高齢者向け住宅に住む88歳の女性が血を流して座り込んでいるのを通りかかった人が見つけ、病院に運ばれましたがまもなく死亡しました。 一緒に暮らす娘の稲田佐用子さん(70)も室内であおむけで血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡しました。 警察によりますと、母親が倒れていた公園には「申し訳ありません。自殺します」という趣旨の遺書と包丁が見つかったということです。 娘は病気のため寝たきりの状態で、母親は住