AMA(米国医師会)を含む複数の学術団体が1994年に出した「室内空気汚染:医療専門職のためのイントロダクション」という報告書*1において、臨床環境医に擁護的な記述があるかどうか、という話の続きだよ。 sivadさんは、1994年報告書は臨床環境医学に対し「排除どころか擁護的に書かれている」と解釈し、その根拠の一つに「臨床環境医学は一般人のみならず、医療専門家の注目を集めているということ」を挙げている。確かに臨床環境医学は専門家にも注目されてた。きわめて大いに注目されていた。いくつか例を挙げよう。 カリフォルニア医学協会 ■Clinical ecology--a critical appraisal. [West J Med. 1986] - PubMed - NCBI 1986年。一医師のレビューなどではなく、カリフォルニア医学協会としてのコメント*2。結論は以下である。 ・ There