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ブックマーク / shorebird.hatenablog.com (4)

  • 書評 「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?~進化の仕組みを基礎から学ぶ~ (光文社新書) 作者:河田 雅圭光文社Amazon 書は進化生物学者河田雅圭による進化の一般向けの解説書になる.河田は新進気鋭の学者であった1990年に「はじめての進化論」を書いている.当時は行動生態学が日に導入された直後であり,新しい学問を世に知らしめようという意欲にあふれ,かつコンパクトにまとまった良い入門書だった.そして東北大学を定年退官して執筆時間がとれるようになり,その後の30年以上の学問の進展を踏まえ,改めて一般向けの進化の解説書を書いたということになる.ダーウィンの議論の今日的当否を問うような印象の題名だが,それは書の極く一部の内容で,基的にはいくつかの誤解が生じやすいトピックを扱いつつ進化とは何かを解説する書物になっている. 第1章 進化とは何か 1.1 そもそも進化とはなんだろうか? 第1章第

    書評 「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  •  「Caught in the Pulpit」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Caught in the Pulpit: Leaving Belief Behind 作者: Daniel C. Dennett,Linda LaScola出版社/メーカー: Pitchstone Publishing発売日: 2015/05/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 書はダニエル・デネットとリンダ・ラスコーラによる「神を信じることができなくなった聖職者」についてのリサーチをまとめただ.ダニエル・デネットは著名な科学哲学者で「Breaking the Spell(邦題「解明される宗教」)」という宗教にかかるを著し,新無神論者の一人とされている.そしてそれに触発されたラスコーラと協同してこの「神を信じることができなくなった聖職者」についてのリサーチを始めることになる*1.二人はまず2010年にそのような聖職者5人のインタビューの分析を中心とする「Pre

     「Caught in the Pulpit」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    chochonmage
    chochonmage 2014/01/02
    「他者の信仰に踏み込んではいけない」っていう宗教側に都合の良い教訓?が一般的になっているようにみえるのは宗教側が『保護膜』の構築に成功したものなのか「君子危うきに近寄らず」という外側からの戒めなのか。
  •  「科学を語るとはどういうことか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    科学を語るとはどういうことか ---科学者、哲学者にモノ申す (河出ブックス) 作者: 須藤靖,伊勢田哲治出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/06/11メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (20件) を見る 書は物理学者須藤靖と科学哲学者伊勢田哲治による科学哲学を巡る対談集である.実際には対談時のやりとりをベースにして,双方が調整しつつ加筆修正を加えており,メリハリの利いたきびきびとした対談に仕上がっている.帯を含めた装丁も大胆で,思わず手に取りたくなるうまい作りだ. 対談にいたる経緯は須藤の「はじめに」と伊勢田の「終わりに」にそれぞれ書かれている.須藤は因果を巡る「あまりにも的外れ」な議論が科学哲学においてなされていることを知り,その後に知り得たことも含めた科学哲学についての批判的な講義を駒場において行う.その講義案を伊勢田がネットを経由して閲覧し,

     「科学を語るとはどういうことか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    chochonmage
    chochonmage 2013/06/23
    これは読まねば。
  •  「迷惑な進化」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか 作者: シャロンモアレム,ジョナサンプリンス,Sharon Moalem,Jonathan Prince,矢野真千子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/08/25メディア: 単行購入: 12人 クリック: 275回この商品を含むブログ (62件) を見る 思いっきりチープなカバーデザインが購入意欲をそぐ作りだが,ダーウィニアン医学関連書籍の邦訳書は久々であり,読んでみることにした.著者は神経遺伝学,進化医学,人間生理学の研究者であるらしい.(邦題の「迷惑な進化」というのもいかにも出版者側の意図が強く出ている感じがしていただけない.) さてこのは導入部がいきなり面白い.著者は子供の頃,祖父が献血のあと生理的に気分がよくなるという話を聞き,医学図書館に連れて行ってもらって調べまくり,体内の鉄分が過剰になるへマクロマトーシスであると突

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    chochonmage
    chochonmage 2009/12/27
    こっち見ちゃうと買う気がなくなる・・・
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