「神の食べ物(テオブロマ・カカオ)」という意味の学名をもち、かつて富と権力の象徴でもあったカカオ。カカオは、言わずと知れたチョコレートの原料である。 【エクアドルだけで栽培されている品種「ナシオナル」を使用したものと希少品種の「トリニタリオ」を使用したチョコレート】 現在、カカオの年間生産量は、年間消費量よりも下回った状態になっている。2013年には、全世界で生産量よりも7万メートルトンを超えるカカオが消費された。そしてこの生産量と消費量のギャップが今後、さらに拡大するだろうと予測されている。 チョコレート製造メーカーの世界大手である米国のマース社と、スイスに拠点があるバリーカレボー社によると、2020年にはカカオの生産量が消費量より100万メートルトンも足りなくなるだろうと警告している。しかも、この危機を回避するのはかなり難しいと見られている。いまでは手軽に食べられるチョコレートだが
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