2021年6月6日のブックマーク (5件)

  • モノだけでなくヒトづくりへ - 日日平安part2

    作家・池波正太郎さんの時代小説には、あくの強い登場人物の魅力とともに、いかにもおいしそう料理や酒が出てきて楽しめる。坂や水路が多かったという江戸の町並みも細かく描かれている。 また、映画にもなった“南極料理人”で元越冬隊員の西村淳さんは、極寒の地でジンギスカン鍋をやったらどうなるか・・・と、実際に試したことがあるらしい。 氷点下40度における野外での焼き肉は相当あわただしい。通常のべ方は不可能で、焼けたら速攻で口に投入しないと、肉はカチカチに凍ってしまう。 缶ビールも開缶して1分以内に飲み干さないと一瞬で苦い氷になってしまう。江戸時代の粋な飲風景とはかなり異なるようだ。 現代も大好物な人が多い握り寿司の誕生は、江戸時代の東京にて、庶民が気軽に立ちいできる屋台としてのスタートだったという。 べ物には歴史のつながりみたいなものが感じられる。反面、明治時代以降の日で重宝されたモノを思

    モノだけでなくヒトづくりへ - 日日平安part2
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    choro0164 2021/06/06
  • メモを始めたきっかけは明快 - 日日平安part2

    もう何年も(高校野球のテレビ観戦はしているが)プロ野球をまったく見ていない。ところが、“YouTube”ではプロ野球の面白さにドップリと浸かっている。 長嶋さんや王さんが現役もしくは監督時代にプレイした若手(だった)選手たちが、すばらしいエピソードを余すことなく語っているからだ。 あの時代...個性あるスター選手の宝庫だったプロ野球。多くの選手に興味が尽きない。その中でも私のお気に入りだったのは野村克也さん。 テスト生からスタートした南海時代には「不器用なので変化球にはある程度、球種を絞らないと対応できない」と感じ、捕手の配球の傾向や投手の癖を徹底的に分析し始めた。 南海では戦後初の3冠王も獲得。捕手で4番バッター、監督もつとめた。それでもスター気取りはいっさいなく、「キャッチャーは“捕手”と書くが、私は、投手を助け、足りないところを補う“補手”だと思っている」と<生涯一捕手>を何度も口に

    メモを始めたきっかけは明快 - 日日平安part2
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    choro0164 2021/06/06
    故野村克也さんほど、「すきなことで生きていく」を体現された方はいらっしゃらないようにも感じますね。全てが野球という好きなもので飾られていたように思います。
  • イライラでも気楽な生き方を - 日日平安part2

    毎日、うなぎ屋の店先で匂いをかぎながら通り過ぎる男がいたという。その店の主人は、大みそかに男を呼び止めて言い渡した。「毎日の匂い代、締めて6百文になります」と。 男は懐から代金の銭を放り出し、店主に言い返した。「音だけで十分だろう」。江戸時代の有名な小話の『かば焼き』だという。 (こういう話が受ける)古き良き時代が、思わず脳裏に浮かぶ。 旅の歌人といわれた若山牧水さんは、鉄道の旅を愛した。物思いにふけりながら窓際に寄り掛かり、腰が痛くなれば鉄道案内の冊子に目を通し、適当な駅で途中下車をした。旅の時間がとてもゆっくりと流れていくようだ。 <せまい日そんなに急いでどこへ行く>は、昭和48年(1973年)に流行した全国交通安全運動の標語である。高度成長期の中で人々は忙しく動き回っていた。 全世界で日の国土面積はわずか0.28%。しかし、全世界で起きたマグニチュード6以上の地震の20.5%が日

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    choro0164 2021/06/06
  • ユーモアやシャレの妙味とは - 日日平安part2

    作家井上ひさしさんの小説『青葉繁れる』は1974年(昭和49年)の作品だという。当時の私はを読み漁っていた時代である。ただ、この作品は映画で観たのが先で、をそのあとに読んで夢中になった。それ以来、井上ひさしさんに興味を強く持った。 後で知ったことだが、井上さんの作品はもっと幼い頃から夢中になっていたことが判明。1964年4月から5年間放映される国民的人気番組『ひょっこりひょうたん島』(NHK総合テレビ)を手がけていたからだ。 井上ひさしさんは、エッセイ『一盗一窃のひけめ』で窃盗癖があったと告白。とはいえ、ユーモアの達人のおっしゃることで、小さな悪事だったそうな。 盗品は喫茶店のマッチ、レストランの爪楊枝、旅の宿のタオル等。現行犯で見つかっても許してもらえそうとの計算で、“人間としては小物”との分析済みであった。 イラストレーター・山藤章二さんと井上ひさしさんの対談では、日政治家の“

    ユーモアやシャレの妙味とは - 日日平安part2
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    choro0164 2021/06/06
  • 言葉に触れる時間を足せば? - 日日平安part2

    「ホンマでっか!?」とくれば明石家さんまさんを連想してしまうが、この関西弁を漢字にすれば「真」なのだという。意味は、“当である”ことや“真実である”ことで、文字通りだ。ただ、漢字を頭に浮かべて口に出してみると、響きが重くなるような気がしてくる。 大阪の市井を描く織田作之助さんの短編小説『螢』には奇妙な詐欺の手口が登場する。 「中身は絶対に見るな」。旅館などで風呂敷包みを預ける男が言い放つ。数日後、受け取りに来た男は「中を見たな」と騒ぐ。 包みを解くと中にあった人形が「見たな」と口を開いた。男いわく、とある大名に贈る品であったが、不徳な目で見られてはそれもできない。どうしてくれる、と金を要求。 「見た人形」というやり口らしく、人形がしゃべるのはからくり仕掛けと腹話術だ。時代によって詐欺の手口も変化していくものらしい。 さて、人がしゃべる過程では、家族の会話やラジオを聞いたりと、いろいろな

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    choro0164 2021/06/06