資源エネルギー庁は7日午前に開いた記者会見で、北海道の大規模停電の原因となった苫東厚真火力発電所について、再稼働までには1週間以上かかるという見通しを改めて示しました。 資源エネルギー庁によりますと、発電所の1号機、2号機、4号機と、3つある発電設備のうち、6日夜の時点では1号機と2号機でボイラーの配管に異常がみられ、このうち2号機では少なくとも4か所に配管の破損が見つかったということです。 また、4号機はタービンの軸から漏れた潤滑油に火がついたことで復旧作業が中断していて、いずれの発電設備も被害状況の確認が十分にできていないということです。 7日午前に開かれた記者会見で、資源エネルギー庁の担当者は「発電設備内の冷却が進んでおらず、被害状況の確認に時間がかかっている。いずれの設備も再稼働までには少なくとも1週間はかかる」と述べました。 苫東厚真発電所は北海道最大の火力発電所で、地震の前には