MRI(磁気共鳴画像装置)検査の際に患者の皮膚と皮膚が接触していたため、体の一部に熱傷が生じた事例が、2007年1月から今年5月末までの約4年半の間に5件報告されていることが、日本医療機能評価機構のまとめで分かった。 MRI検査で、皮膚と皮膚が接触すると、人体の一部で誘導電流が流れ、熱傷を引き起こす可能性がある。 熱傷部位の内訳は、両足のかかとが2件で、右臀部と右前腕部、両大腿内側、両下腿内側がそれぞれ1件だった。 同機構の総合評価部会は、MRI検査時に手足とほかの皮膚が接触しないよう、患者への注意喚起を医療機関に求めている。