【岩田 聡氏 追悼企画】岩田さんは最後の最後まで“問題解決”に取り組んだエンジニアだった。「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」特別編 編集部:TAITAI カメラマン:増田雄介 123→ 4Gamerが任天堂取締役社長(当時)岩田 聡氏と,カドカワ(当時はKADOKAWA・DWANGO)川上量生氏の対談を掲載したのは,ちょうど一年前の12月末のことだった。 任天堂・岩田氏をゲストに送る「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」最終回――経営とは「コトとヒト」の両方について考える「最適化ゲーム」 連載の最後を飾るにふさわしいラスボス的なゲーマーは,岩田氏以外ないというお願いを快諾していただき実現した対談では,岩田氏自身の経営哲学からプログラマー時代の豪腕ぶりがうかがえるエピソードまでが本人の言葉で語られ,大きな反響を呼んだ。 岩田 聡(いわた・さとる):1959年北海道生まれ。1982年に
ゲームは時に人々に喜びを与え、時に怒りや悲しみ、痛みさえも忘れさせる。肺がんを患い闘病生活を続けていたLee Hathway氏にとってもゲームは特別なものだったようだ。Lee氏は入院と退院を繰り返していたが、家へ帰るとすぐさま『Grim Dawn』を起動していたという。死の間際にあった氏と『Grim Dawn』の間には単なる人間とゲーム以上の何かがあったのかもしれない。息子のJohn氏によって伝えられた物語がKotakuで明かされている。 『Diablo』シリーズはHathway親子が一緒にプレイできる数少ないゲームだった。それゆえに息子のJohn氏は“Diabloライク”である『Grim Dawn』の存在を知るとすぐにKickstarterに自分とLee氏ふたり分募金を支払った。John氏は「親父がはじめて『Grim Dawn』をさわった時、なかなかやめようとしなかったんだ」と話す。『G
2014年初頭にプロジェクトが発足し、1975年から2014年に発売された300本超のコンピューターRPG作品を年代別に網羅する無料のデジタルブックとして製作が進められている「CRPG Book」ですが、新たに本プロジェクトを率いるFelipe Pepeさんが第3弾プレビューとして、300ページ分の情報を含むPDFデータを公開。多彩なスクリーンショットを含む作品別の詳細なデータに留まらず、年代別の代表的なハードウェアやトレンド、包括的なガイドや記事、代表的なRPGツクール/RPG Maker作品、Sir-TechやNew World Computingといった著名なスタジオの解説、膨大なリファレンスからボックスアートギャラリーに至るまで、RPG愛好者必見の凄まじい内容となっています。 今回300ページのプレビューが公開された“CRPG Book”は、最終的に480ページ規模のeブックとなる
最初に紹介するのは、意味不明ゲームの筆頭、代表格と言える『Goat Simulator』です。本作は、ヤギを操作して街を混沌に包んでいくシミュレータータイトル。なぜヤギなのか、なぜ誰も抵抗しないのか、意味を考えだしたらキリがない世界観はクセになること間違いなし。様々なヤギの種類や、多様な発生イベントの数々によってリプレイ性も備えています。その爆発的人気にあわせて様々な作品とコラボするなど、その勢いは衰え知らず。DLCも開発中とのことで、その不条理世界はさらに拡張していくようです。 ■『I am Bread』 開発:Bossa Studios 配信:2015年 続いては、上記『Goat Simulator』とコラボした作品の1つ、『I am Bread』を紹介。本作には、一枚の「食パン」を操作して、自らをこんがりトーストにするという目的が存在します。「パンを焼く」というステージクリア方法こそ
研究者の目に歴史ゲームはどのように映っているのか。ドイツで行われた軍事史研究会をレポート ライター:山室 良 2015年11月26日から28日にかけて,ドイツ東部の都市ケムニッツで「軍事史研究会」の年次大会が開催された。この軍事史研究会は,軍事史と社会,文化との関わりについて毎年興味深い報告を行っていることで有名で,とくに今年のテーマは「コンピュータゲームにおける戦争と組織化された暴力」という,筆者を含めたストラテジーゲームファンにとっては興味深いものになっていた。これはぜひ行かねばなるまい,ということではるばるケムニッツまで取材に行ってきた。 研究会の開催されたケムニッツ工科大学の建物。1836年に設立された職業学校を起源とする由緒ある大学だ ドイツ「軍事史研究会」公式サイト(ドイツ語) カール・マルクスの頭像。さるアニメのように飛び跳ねたりはしない,たぶん 残念ながら初日のパネルディス
[翻訳]Hoej’s thoughts on consistency and RNG Hearthstoneはランダム要素(RNG)が多く、スキルの占める割合が限られたゲームだとよく言われます。「カジノストーン」や「プロフェッショナル・コイントスゲーム」といったフレーズがこのゲームには付いて回ります。最近「運が悪かった」とか「トップデッキされて負けた」といったフレーズがかつてないほど頻繁に使われるようになりました。RNG効果の豊富なターン制ゲームである事から、Hearthstoneがランダム要素の多いゲームである事は多くの人が認める所でしょう。しかしこの記事では全く反対の側面に注目したいと思います。私は、Hearthstoneが一般に言われているよりもずっと安定していて、長期的には上手いプレイヤーは経験の少ないプレイヤーに比べてずっと多くのゲームを勝つことが出来ると考えます。 議論を始める
精神的に病んだ状態にありつつも誰かに強い愛情を表現する「ヤンデレ」をテーマにした、現在開発中のゲームが「Yandere Simulator(ヤンデレシミュレーター)」です。アメリカ・カリフォルニア州のYandereDevさんが作成しているのですが、「ヤンデレというか……ヤンしかない」という突っ込みどころありまくりの凄まじいゲームになっています。 Support YandereDev creating Yandere Simulator https://www.patreon.com/YandereDev 以下のムービーからYandere Simulatorのプレイムービーを見ることが可能。なお、流血描写があるので、苦手な人は注意してください。 How To Get Away With Murder In Yandere Simulator - YouTube ある日、主人公のヤンデレちゃん
海外ではゲームがeスポーツとして広く認知されているのに対し、ゲーム大国といわれた日本が大きく後れを取っています。そこで、eスポーツの発展と切っても切れない高額賞金付きのゲーム大会が、日本であまり開催されない理由を法律家の目線から考察してみます。 目次 賞金目的で勝敗を競うことは賭博に当たらないの? 参加費無料でも風営法に注意する必要がある 高額賞金の大会が開催されないのはなぜか? おわりに GamesLaw(ゲームズ・ロー) 賞金目的で勝敗を競うことは賭博に当たらないの? 賭博に当たるかどうかは”偶然の要素”と”賞金の出どころ”がポイント 刑法185条では「賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する」と定められています。ここでいうところの「賭博」とは、偶然の勝敗に関して財物を賭けてその得喪を争うことをいいます。 「偶然の勝敗」とはそのままの意味で、勝敗に少しでも運が絡んでくる余地が
「アイデアというのは複数の問題を一気に解決するものである」 これは、任天堂のゲームクリエイター宮本茂の言葉である。この言葉ほどアイディアというものの本質を突いた言葉は無く、故・横井軍平の「枯れた技術の水平思考」に匹敵する名言だと思う。 ではこの言葉の示すアイディアとは具体的にどのようなものなのだろうか?その答えはこの言葉を発した当人である、宮本茂が作った大ヒットタイトル、「スーパーマリオブラザーズ」の「ジャンプ」というアクションに込められている。 「スーパーマリオブラザーズ」における「ジャンプ」というアクションは、目の前の障害物や落とし穴を乗り越えるという機能以外に、頭上のブロックを叩く、「ジャンプ」からの落下地点にいる敵キャラクターを踏んづけるという機能を持っている。だから「ジャンプ」で障害物を乗り越えた先にいる敵を踏むという複数の行為を一つのアクションの中で行うことが出来る。一つのアク
『スーパーマリオブラザーズ』が ファミコン用ソフトとして発売されてから 今年で30年になるそうです。 その記念すべき年に発売された最新のマリオは、 Wii U用の『スーパーマリオメーカー』。 なんと、マリオのコースを自由につくれるソフトです。 マリオについて語っていただくとしたら、 やっぱり、どうしても、宮本茂さんです。 糸井重里が久しぶりに会いに行きました。 顔を合わせてはいたふたりですが、 長く、深く話すのは、久しぶりのことでした。 たぶん、いろんな話が行き交うことになると思います。 そのはじまりに、糸井重里はこう言いました。 「思った通りにしゃべりはじめましょうか。」 糸井 今日は、大きなテーマとしては、 『スーパーマリオメーカー』について 久しぶりに宮本さんと会って話しましょう、 ということなんですが。 宮本 はい(笑)。 糸井 でも、きっとそれ以外の話も、やっぱり。 宮本 はい、
赤ずきんちゃんがお酒を飲んで大暴れ! カジュアルに遊べるローグライク「Dragon Fin Soup」のプレイレポート ライター:箭本進一 米国のインディーズ開発スタジオ,Grimm Brosが開発したPC向けローグライクゲーム「Dragon Fin Soup」が2015年11月4日にリリースされた。PS4/PS3/PS Vita版の配信も12月2日にPlayStation Storeで開始され,2016年1月5日まではPlayStation Plusのフリープレイタイトルとしても提供される。 Kickstarterで目標額の約5倍となる11万9000ドルあまりの資金を集めたことでも話題となった本作。酒好きの赤ずきん「Robin」がファンタジー世界で戦うという世界設定もユニークだが,日本のプレイヤーの目を惹くのは,スーパーファミコン時代のRPGを思い起こさせるグラフィックスだろう。Grim
ドイツのインディーデベロッパーSteven Colling氏は、酒場運営とビール醸造のシミュレーションゲーム『Orcish Inn』を開発中だ。本作は昨年10月に正式発表され、Steam Greenlightに登録されたばかりのタイトルである。オークが酒場を営むシュールな構図が受け、国内で紹介された記事が1000リツイート以上を記録したのは記憶に新しい。だが本作の正体は、予想以上に本格的なビール醸造シミュレーションゲームだった。今回は公開されたプレアルファ版から、具体的なゲームプレイを紹介する。 オークがマスターの酒場シミュレーション 残念ながら現時点でエルフは登場しない 『Orcish Inn』の名の通り、本作はオークが酒場を運営するシミュレーションゲームだ。主人公は寡黙なオークであり、来る客もみなオーク、たまにやって来る商人ですらオーク。なぜか登場するキャラクターはオークばかりである。
日本製のビデオゲームがSteamなどを通じて世界中へと販売される際、日本語音声や字幕、UIデータなどが削除された状態でリリースされることが少なくない。国内のゲーマーの多くは、なぜ日本で開発されたタイトルなのに日本語の言語データをわざわざ削除するのかと、首をかしげるばかりだ。そしてこういった声は、吹き替えではなくオリジナルの音声を楽しみたい海外の日本ゲームファンからも挙がっている。 XSEED Gamesは日本製のビデオゲームを海外向けにローカライズ販売する企業だが、その販売タイトルのほとんどでオリジナルの日本語音声や字幕データなどが削除されている。なぜもとからあったものを消さなければならないのか。XSEED Gamesの翻訳スペシャリストTom Lipschultz氏が、2013年に同社の公式フォーラムにて内情を伝えていたようだ。現在フォーラムは移転し書き込みは削除されているようだが、まだ
1994年11月22日に発売され、世界中のゲームユーザーにプレイされたセガサターン。 その周年企画として、“編集部が選ぶセガサターン名作選”を掲載。編集/ライターが選んだピックアップタイトル1本に加えて、20本の名作リストをお届けします。 こちらの企画ですが、20周年の企画として進めていたのですが、諸事情から21周年の本日掲載することになりました。そのため、名作リストは20本になっています。 当時遊ばれていた人は懐かしみつつ見ていただき、セガサターンを知らないという人は「こんなソフトがあるのか」という気持ちで見ていただければ幸いです。なお、並びはピックアップタイトルの五十音順です。 『EVE burst error』 文:まり蔵 私がオススメするのは、故剣乃ゆきひろ氏がシナリオを手がけた美少女ADVの金字塔、『EVE burst error』です。さまざまなプラットフォームで発売されてきた
ホーム Indie Pick 「パパ、『魔界村』に出てみたい」から開発が始まったゲーム『Battle Princess Madelyn』、実の娘を主役にしてしまった「魔界村」風2Dアクション 全記事Indie Pick
発売前や発表されたばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第197回目は『Eastward』をピックアップする。本作は今月に入ってからいくつかのメディアで取り上げられているアクションアドベンチャーゲームだ。まだ開発は始まったばかりとのことでコンセプト段階のタイトルであはあるが、その美麗なピクセルアートと光の表現にひそかな注目が集まっている。 『Eastward』を開発するのは、中国・上海のインディーデベロッパー3人のチーム「Pixpil Games」。プレイヤーは白い髪の娘を引き連れた赤い鼻の父親となり、様々な環境問題により孤立化し縮小した人間社会を旅してゆく。スクリーンショットを見る限りでは、どうやらゲームの舞台には日本も含まれているようだ。ゲームプレイの詳細は語られていないが、JRPGスタイルのストーリーラインを組み
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く