電通デジタルでSREをしている神田です。 この記事は電通デジタルアドベントカレンダーの4日目の記事です。前回の記事は「Reactアプリケーション内でGoogle Analytics計測をする際、react-gaを使わず、gtag.jsを利用した方法とその選択理由」でした。 電通デジタルのいくつかの開発プロジェクトでは、データ処理のためのワークフローエンジンとしてAirflowが採用されています。 この記事では、Airflow 2.0で改善された機能の1つである、スケジューラーのHA(High Availability)対応について解説します。 Airflow 2.0で提供される機能について詳しく知りたい方はAirflow 2.0 Planningを参照してください。 そもそも、スケジューラーって何をしているの?スケジューラーは、DAGやタスクを監視し依存関係をもとに実行可能なTaskIns