先週号のNew England Journal of Medicine誌に「Follow-up of Prostatectomy versus Observation for Early Prostate Cancer」というタイトルの論文が報告されていた。著者たちは、以前にも「早期前立腺がんは手術をしてもしなくても生存率に差はない」と報告していた。今回の論文も結論を一言でまとめると、「手術をしても、何もせずに観察をしていても、死亡率に有意な差がない」ことである。私はこの結論には納得いかないのだが、まず、データを紹介する。 1994年11月から2002年1月にかけて、731人の早期前立腺がん患者を根治的前立腺切除群と経過観察群に分類し、2014年8月まで経過をフォローした結果をまとめたものである。19.5か月(中央値12.7ヶ月)の観察期間内に、手術群では364名中223名(61.3%)が
要点 液体の電解質に匹敵するイオン伝導率[用語1]11 mScm-1を持つ新たな固体電解質材料を発見 高価なゲルマニウムを使う既発見の固体電解質に比べ、安価かつ汎用的なスズとケイ素を組み合わせた組成 様々な用途に応じた全固体リチウムイオン電池開発[用語2]の選択肢が広がり実用化を加速 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の菅野了次教授らの研究グループは、全固体リチウムイオン電池(以下、全固体電池)の実用化を加速させる新たな固体電解質を発見した。菅野グループでは、2011年にイオン伝導率が高い固体電解質であるLGPS物質系[用語3]を発見し、2016年にはその派生の固体電解質材料を発見している。しかし、これらは高価な元素であるゲルマニウム(Ge)を用いたり、塩素(Cl)などを用いた特異な組成に限られており、電気化学的な不安定性も課題であった。新電解質は、スズ(Sn)やケイ素(Si)と
セメダインがエイプリルフール企画を実現! 結婚祝い用接着剤「メデタイン」を クラウドファンディングで販売開始! セメダイン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:岡部 貫)は、強力接着剤「セメダイン」の結婚祝い用ギフト「メデタイン」を、クラウドファンディングサービス "Makuake(マクアケ)"( https://www.makuake.com/ )にて、7月21日(金)より販売開始いたします。 メデタイン 「メデタイン」のコンセプトは、「二人をずっとつなぐ“協力”接着剤」。 モノとモノを強力にくっつける接着剤であるセメダインが、夫婦の絆もくっつけたい。そんな思いを込めました。 今年のエイプリルフールに、セメダイン公式Twitterアカウントで投稿したジョーク企画に対し、ありがたいことに、「商品化してほしい!」「本当にあったら良いのに!」というお声をたくさんいただきました。そこで、
HIVエンベロープ(HIVの外膜)を模倣したタンパク質を使って繰り返し免疫する方法を用いて、ウシの体内でさまざまなHIV株を抑制する広域中和抗体を迅速に作製できたことを報告する論文が、今週、オンライン版に掲載される。この新知見は、HIVワクチンの設計にとって有益な情報となる可能性があるが、この方法によりヒトの体内で類似の応答を誘導できるかどうかは明らかになっていない。 広域中和抗体は、一部のHIV感染者の体内で生成され、HIV免疫療法は、そうした抗体の作製を誘導できるワクチンの開発を目標としている。この効果をヒトとさまざまな動物モデルの体内で実現することは難題となっており、その理由として、一部の動物が、広域中和抗体に成熟するために必要な前駆体を十分に保有していないことが1つの可能性として挙がっている。これに対してウシの体内で生成される抗体は、他の動物の場合より広域中和抗体に成熟する能力が高
1型糖尿病へのSGLT阻害剤sotagliflozin使用をLexicon社が米国に再承認申請する ・ タイプミスを訂正しました(心不全薬→心不全) 妊娠はウイルス様の配列を目覚めさせて胎児発育に必要な造血を促す ・ 5段落目を書き換えました。 血糖値に応じて働くか休む賢いインスリンをNovo Nordisk社が開発 ・ ブタへの投与試験で低血糖を引き起こすことなく血糖値をほどよく下げうることが示された旨記載を訂正しました。 2017-07-21 - 1日1回の噴霧投与で慢性閉塞性肺疾患(COPD)を治療するTheravance BiopharmaとMylanの長時間作用型ムスカリン受容体遮断薬(LAMA)・revefenacin(TD-4208)の12ヶ月間の安全性評価第3相試験で新たな安全性懸念は認められず、今年4Qの同剤承認申請を支持する結果が得られました。 (2 段落, 207 文
皆様、こんにちは。日経バイオテク編集長の橋本宗明です。 編集部では例年、世界の製薬企業の年次報告書などのデータに基づき、売上収益のランキングを作成しています。2015年度(2015年7月から2016年6月に期末を迎える会計年度)のランキングは日経バイオ年鑑2017に掲載しました(ONLINE版をお読みいただけます)。 世界の製薬企業売上収益ランキング2015年度 https://bio.nikkeibp.co.jp/atclyb/17/120700005/ 2016年度(2016年7月から2017年6月に期末を迎える会計年度)のランキングを、来週月曜日に発行する日経バイオテク2017年7月24日号に掲載しました。その内容の一端を紹介します。 ランキング作成の対象としたのは、年次報告書などで医療用医薬品セグメントの開示を行っており、2016年度に20億ドル以上の売上収益があった企業で、医薬品
1型糖尿病へのSGLT阻害剤sotagliflozin使用をLexicon社が米国に再承認申請する ・ タイプミスを訂正しました(心不全薬→心不全) 妊娠はウイルス様の配列を目覚めさせて胎児発育に必要な造血を促す ・ 5段落目を書き換えました。 血糖値に応じて働くか休む賢いインスリンをNovo Nordisk社が開発 ・ ブタへの投与試験で低血糖を引き起こすことなく血糖値をほどよく下げうることが示された旨記載を訂正しました。 2017-07-21 - 目の奥まで届いて眼手術後の痛みやドライアイを治療するPh3試験段階ステロイド薬KPI-121を擁するKala Pharmaceuticalsが一株15ドルでの600万株のIPO販売を達成しました。 (2 段落, 220 文字) [全文を読むには有料会員登録が必要です] [有料会員登録がお済みの方はログインしてください] [メールマガジン(無料
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