8月30日(現地時間) 発表 米AMDは30日(現地時間)、x86アーキテクチャの新しい拡張命令セット「SSE5」を発表した。合わせて、開発者向けに仕様書を公開した。 SSEは、Streaming SIMD(Single Instruction, Multiple Data) Extensionsの略。SIMDによって1命令で複数データを処理することで、同じ演算を繰り返すエンコードなどマルチメディア処理の高速化に寄与してきた。 今回発表されたSSE5では、3オペランド(演算対象)の命令を扱えるよう強化。1つのx86命令が扱えるオペランド数を2~3に増加することで、複数のくし刺し演算をより効果的に、1命令で実行可能にするとしている。3オペランドを実行可能な現行プロセッサは、一部のRISCアーキテクチャのみだという。 また、効率的に複雑な計算を行なえるというFused Multiply Acc