少し前にテレビ番組(ガイアの夜明け)の感想として「女・若者・中国人」という記事(こちらです)を書いたところ、その番組にでていらしたコンサルタント会社よりご連絡を頂き、資料を送って頂きました。 番組にでていらしたのは、南富士産業株式会社の杉山定久社長です。もともとは静岡県三島市にある屋根工事専門企業ですが、35年前から杉山社長が中国に本を寄付するなどの活動を続けておられ、今は中国で経営塾を開いていらしたり、中国に進出する日系企業の支援もされています。 送って頂いた資料には、ハングリー精神に溢れ、優秀な中国人の若者のエピソードがたくさんでてきます。ちきりんも中国人留学生の優秀さはよく見知っているのでこの意見には全く賛成です。 それらの資料の中でちきりんの目を引いたのは、杉山社長の私塾(GMC=Global Management College)についての“プロ経営者集団の人的ネットワークを形成
どういうタイプの共同体が歴史の風雪に耐えて生き延びることができるか。 これはなかなか興味深い問いである。 前に、住宅についてのシンポジウムの席で、「コレクティブ・ハウス」を実践している人から質問があった。 その人は20世帯くらいで住まいをシェアしている。子どものいる若い夫婦同士はお互いに育児を支援し合って、とても助かるのだが、高齢者の夫婦などはいずれこちらが介護せねばならず、若い人たちは「他人に介護してもらうためにコレクティブハウスに参加したのではないか・・・」という猜疑のまなざしで老人たちを見つめている、という話をうかがった。 どうすればこの共同体を継続できるのでしょうというお訊ねだったので、「残念ながら、そういう共同体は継続できません」とお答えした。 あらゆる共同体では「オーバーアチーブする人」と「アンダーアチーブする人」がいる。 必ずいる。 全員が標準的なアチーブメントをする集団など
[Apple Pricing] John Gruber はときどき長文の記事を書く。アップル製品の価格設定についても大変刺激的な記事を書いている。 価格競争では誰もアップルに勝てないというのだ。 Daring Fireball: “Apple’s Pricing Advantage” by John Gruber: 09 November 2010 * * * 電話ビジネスの奇妙な世界 電話は奇妙なビジネスだ。奨励金をベースに価格設定がされる(subsidized pricing)せいだ。AT&T から買う 199 ドルの iPhone 4 は、実は 199 ドルではない。2年間の高額なサービス契約が背後に隠れているからだ。奨励金の付かない iPhone 価格を見ればそれは明らかだ。(アップルサイトの iPhone 比較のページに小さく書かれた文字[注1 ]を見れば明らかだ
超就職氷河期がやってきているらしい。未だに内定がもらえない哀れな就活生の苦悩ぶりが報じられている。しかし、内定がもらえないことに、どうしてそこまで苦悩するのだろう。要は厳しい競争を前に敗れ去りそう、それだけのことだ。そんなことなら、世界のどこにでもある日常の風景だ。 就職を目の前に、ようやく社会の厳しさを目の当たりにして打ちのめされたりするのは、それまでの人生の処世術が全く通用しないからである。そうして、価値観が根底から覆されるからこそ、深い苦悩の底に叩き落とされるのだ。この日本で幼稚園から大学生までを生き抜く最も強力な処世術とは何か、それは「人並み」である。 日本では「人並み」であることが、最も有効な戦略である。とにかく周りといっしょ。同じような連中があつまる学校に通い、陳腐なカリキュラムに従順に従って学び、似たような友だちと付き合い、ありきたりなクラブ活動に打ち込み、変わり映えのしない
[World iPad?] 次期 iPad は世界の通信網に対応する世界モデルになるというウワサがある。 AllThingsD: “Apple Developing CDMA-GSM ‘World iPad’?” by John Paczkowski: 19 November 2010 * * * 世界モデル(World iPad) Wedge Partners のアナリスト Brian Blair が興味深い予測をしている。最近の Qualcomm を調べると、アップルの次世代 iPad について興味深いことが分かるというのだ。Blair によれば、アップルは Qualcomm の CDMA-GSM マルチモードチップを採用した「世界モデル」(World iPad)を開発しているという。 Here’s an interesting bit of speculation f
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編集部注:ゲストライターのTim Wuはコロンビア法科大学院教授で、最近の著書にThe Master Switch: The Rise And Fall Of Information Empiresがある。先週同氏はここで情報モノポリーについて激論を戦わせた。 反トラスト問題の注目は長い間Googleに向けられてきたが、本来その動向を注視すべき会社はAppleだ。1980年代初めにAppleのSteve Jobsは、Apple当初のオープンデザインを捨て、「クローズド」― あるいは同社が好む「統合的」― 手法によるコンピューターやエンターテイメントの提供を推進し始めた。この事実はどのAppleユーザーにとっても馴じみがある。Apple製品のデザインで最重視されるのは、人間、他のApple製品、そしてずっと離れた3番目が他社である。Appleシステムは「外部アタッチメント」を受け入れることも
iPadなどタブレット型端末の台頭で「電子書籍」の普及がにわかに現実味を帯びはじめている。収益悪化に苦しむ新聞業界も「電子新聞」に期待を寄せているが、実現するには乗り越えなければならない大きな“壁”のあることが、業界団体の調べでわかった。 調査をおこなったのは新聞各社が加盟する全国新聞協会。同協会では電子新聞のあるべき姿を模索するため、全国の新聞購読者3千名から「新聞に期待する機能」を聴取。その結果、1位は 「爪切りのとき足の下に敷く」 機能だということがわかった。 協会では「iPadなどはもろく、足蹴にするとすぐ壊れてしまう」ことから、現状のタブレット端末では 「読者に期待される機能をもった電子新聞の実現は困難」 と結論づけるレポートをまとめた。 また、聴取結果の2位以下も 雨で濡れた靴に詰める 窓ガラスの拭き掃除に使う などの要望が挙がっていたという。関係者は「タブレット端末が耐久性だ
何年も前から生産性ツールはやがてクラウド化すると言われてきた。ところが、クラウド上でリアルタイムで共同作業ができるようになるというのは私のようなテクノロジーマニアには嬉しいニュースだが、一般ユーザーにとっては別のことを意味する―何百万人ものユーザーが慣れ親しんだMicrosoftOffice 2003や2007の環境を離れて新しいアプリケーションの使い方を習ったり、高額な有料サービスに登録したりしなければならないということだ。しかしGoogleは今までのやり方を大きく変えることなくクラウド化を進めることができるオプションの提供を始めた。 今日(米国時間11/22)、GoogleはCloud ConnectというMicrosoft Office用プラグインを発表した。このプラグインはOfficeスイートの各アプリケーションを直接にGoogleドキュメントに統合する。利用は無料。Wordで文書
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