「笑わない男」で人格が消費されることについて思うこと ――これだけの特別な個性がありながら「稲垣啓太」という人格が「笑わない男」というキャッチーなフレーズで消費されているような印象です。当事者として、その事実をどう受け止めているのでしょうか? 「うーん、別に僕自身はそんなにストレスも溜まってないんですよね。評価するのはどうやったって周りの方たちですから。自分の中で一本ブレないものを持っていればいいかなとも思っていますし。今、『笑わない男』と言われて、確かに笑顔は少ない方かもしれないですけど、自分が笑わなくても周りの方は笑っているから、楽しんで頂けているのかなと思いますし。そこに対して自分もなんのフラストレーションも溜まってないですから。それはそれで素晴らしいことなんじゃないですかね」 ――そんな立ち位置も理解した上で、年末年始は多くのテレビに出て、ファンを楽しませてくれました。休みたいとい