そして著者は、「どんなジャンルの仕事であっても、丁寧な力こそ仕事の基礎力になる」「丁寧な力は、自分を助けてくれる」と断言します。以下、本書から役立ちそうな部分を抜き出してみたいと思います。 ■ 1本の小山ロールに習熟すると、ものづくりが変わる(64ページより) 「パティシエ エス コヤマ」を有名にしたのが、1日1600本も売れるという「小山ロール」。そして同店ではスタッフが小山ロール部門に配属されると、2年間は異動することがないそうです。理由は、四季のある日本でものづくりをすることの意味を理解してほしいから。 1個の商品を深く掘り下げて考えることではじめて、基礎力がつく。その基礎力のひとつが、『丁寧な力』だ どんな仕事にもルーティンワークはつきものですが、ルーティンワークをひとつひとつ丁寧にこなすことが基礎力につながるのですね。 ■ エスコヤマには失敗作は存在しない(102ページより) 著