草加市の東武草加駅前に広がる中心市街地。宿場の面影を残す旧日光街道の近くに「SOSOPARK」(ソソパーク、同市高砂)がある。道路沿いに細長く張り付いた二百平方メートルほどの狭い土地だ。 管理運営しているのは、塚本正さん(48)が代表を務める家守(やもり)会社。常設のカフェ二店のほか、公園のように憩えるベンチやキッチンカーなどへの貸しスペースがある。人を呼び込むイベントも不定期で開かれ、にぎわいが演出されている。 十一月下旬には人気のイベント「いぬのおまつり」が開かれ、愛犬用おやつやグッズの販売、写真撮影など多くの来場者でにぎわった。二〇一九年からの恒例の催しはコロナ禍で中止や延期もあったが、回を重ねるごとに口コミで評判が広がり、神奈川県など遠方からの客も訪れるようになった。 塚本さんは大学卒業後、東京都内のIT企業などで働き、生まれ育った地元で「面白いことをやりたい」と地域で男女の出会い