メガネ型ウエアラブル端末「JINS MEME」の立役者が新天地に踏み出した。DX(デジタル変革)を支援する企業に移籍し、事業創出に自身の経験を生かす。前職で培ったノウハウなどを体系化したDX方法論の確立も目指す。 「JINS MEMEなど新規事業を立ち上げた経験を生かして、DX(デジタル変革)に取り組む企業を支援する」。これがSun Asterisk(サン アスタリスク、Sun*)の井上一鷹の挑戦テーマだ。 井上はDXの担い手として名を知られた存在。前職では、眼鏡店JINSを展開するジンズでDXの一環として新規事業の立ち上げを担ってきた。JINS MEMEはその代表例だ。目の動きを捉えるセンサーを組み込み、利用者の仕事への集中度などを計測できるようにしたメガネと専用アプリなどからなる。井上が開発プロジェクトを主導し、2015年11月に発売にこぎ着けた。 その後、働き方改革の波を捉えた新規事