来月、フランスで開幕する世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭で、最優秀賞を競う部門の審査員に、映画監督の河瀬直美さんが選ばれました。 カンヌ映画祭で日本人の映画監督が審査員に選ばれたのは初めてです。 ことしのカンヌ映画祭で、最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門の審査員長には、スティーブン・スピルバーグ監督がすでに決まっていますが、24日、ほかの8人の審査員が発表されました。 その結果、日本の映画監督、河瀬直美さんが選ばれました。 河瀬さんは1997年に「萌の朱雀(もえのすざく)」で新人監督賞、2007年に「殯(もがり)の森」で審査員特別賞に当たるグランプリを受賞するなど、カンヌ映画祭にゆかりが深い映画監督として知られています。 日本人がカンヌ映画祭のコンペティション部門の審査員に選ばれるのは、デザイナーの石岡瑛子さん以来17年ぶりで、日本人の映画監督としては初めてです。 河瀬さん