コンビニエンスストア大手のファミリーマート(ファミマ)が今年7月にも、24時間調剤に対応する同社初の複合型店舗を東京都内に出店することが13日、分かった。大阪市内で開かれた薬局経営者向けのセミナーで、同社の本多利範・常務執行役員が明らかにした。今年度の診療報酬改定に伴い、薬局の24時間開局に関心が高まる中、関係者の注目を集めそうだ。【敦賀陽平】 講演後に行われたパネルディスカッション(13日、大阪市) 同セミナーには、講師を務めた本多氏のほか、調剤薬局やドラッグストアを全国展開するヒグチ産業(大阪府東大阪市)の樋口信治社長もパネリストとして参加した。 本多氏は、日本の少子高齢化や共働き世帯などの増加に伴い、今後、小さな商圏内でのビジネスの需要が高まると指摘。シニア層の顧客を獲得するため、薬や健康食などの宅配といった生活面のサービスを拡充させる必要性を示した。 また、本多氏はコンビニと薬