パナソニックは、自律移動型デジタルサイネージロボット「Signage HOSPI」(サイネージ・ホスピー)を2019年に商品化する予定だ。同社の創業100周年を記念した全社企画「クロスバリューイノベーションフォーラム2018」の展示会場で明らかにした。 HOSPIはもともと病院向けに開発された搬送ロボット。あらかじめ記憶させた地図情報に基づいて自律走行し、人や物などを検知した場合は自動的に回避する機能を持つ。薬剤や検体の搬送に看護師の手をわずらわせる必要がなく、病院運営を効率化できるのがメリットだ。 その自動回避機能を別の分野でも応用しようと作られたのがSignage HOSPI。胴体の前面と左右側面に26インチディスプレイを搭載し、空港ターミナルなど広い空間を自律移動する。子どもが行く手を阻んでも安全に回避し、万が一衝突されてもケガをさせない丸みを帯びた形状とした。 今年1月には成田国際