例えば「うす汚れた『現実』に跪け!」みたいなことを叫ぶオトナが世間には大勢いらっしゃいます。 会社とかでの出世競争を例にするなら「足の引っ張り合いはあって当たり前なんだからその状況に抗うな! むしろそういう『現実』を積極的に受け入れて参加しろ!」とか訳知り顔で宣うのです。 『目の前にあること』を単純に事実として不自然なく認識することはそりゃもちろん大切です。 ただ、『目の前にあること』が『本来あるべきカタチ』なのかどうかはまた別の話です。 うす汚れた『現在の状況』をあるべき姿としてしたり顔で肯定するのは成熟した『大人の態度』などではありません。 単に「社会なり組織なりにマインドコントロールされた『飼い慣らされた状態』に過ぎないのだ」と思います。 個人的には何事にも競争原理と自然淘汰が付いて回るという進化論的な価値観にはずっと違和感があるんですよね… そもそも「この世界では何でもかんでも競争