玉置浩二3万字インタヴュー本文 2001年2月24日・渋谷・BMGファンハウスにて取材 ※文中の安藤とは、キーボードを担当している彼の妻君、安藤さと子さんのことです。 音楽に込められた獰猛なまでの生命力は、ワールド・ミュージックのビッグ・ネームと渡り合えるほどであるにもかかわらず、ほとんどインタヴューを行わず、さらにいわゆる芸能界に近いパブリック・イメージを持っていることもあって、音楽性をきちんと評価される機会がほとんどない。しかし本人はそうしたことを気にしているのかどうかすら全く分からない。そうした意味で、僕にとって玉置浩二は非常に謎の多いアーティストだった。今回は新作『�」(スペード)』を切り口のひとつとして、そうした疑問を解こうと取材に臨んだわけだが、現場に赴くと近年の彼のアルバムでキーボードを弾いている妻君、安藤さと子も立ち会っており、何かにつけて彼女に「ネ?」と相槌を求める和やか