オフィスのペーパレス化に向けたコンピュータ業界の取り組みは、いまだに道の途中だ。一方、2007年に登場する見込みの新しい短距離無線通信技術によって、わずらわしいケーブルから解放されたデスク環境は、ついに実現するかもしれない。 コンピュータ業界と家電業界は、「iPod」からキーボードに至るあらゆる機器とパソコンを接続するため、現在広く使われているUSBケーブルに代わる接続方法として「Certified Wireless USB」と呼ばれる新たな接続規格について協議を続けている。だが、残念なことに事態はなかなか進展せず、この企画の製品化を目指す多くの企業を悩ませている。 本来の予定では、2006年末までには、デスクの上で絡み合っているたくさんのケーブルを一掃してくれる製品がついに市販されているはずだった。 規格策定の遅れには、いくつかの要因が絡み合っている。WiMedia Allianceは「