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ブックマーク / www.style.fm (13)

  • WEBアニメスタイル_アニメの作画を語ろう

    小黒 ここで、フル3コマという事をもう少し、このインタビューを読んでいる人達にも分かり易くしたいんですけれど、3コマの動きを、中割りなしで、全部原画で描くという事ですよね。そうやると、中割りのある2コマよりも、1秒当たりの原画の枚数は多くなる。 井上 そうだね。動きの密度という点で言うと、多分、最高のものだろうね。2コマで中割りなし、というのは、ちょっと動きをコントロールしにくいし、それで描ける動きは、フル3コマとそんなに差がない。1コマフルという事も原理的には考えられるけれども、それは実際には、自分で自分の原画の中を割るだけの作業になってしまうだろうから、意味がないし、そもそもそんなにたくさん描けないし、スケジュールもない。だから、3コマおきに、全部画をコントロールすれば、ほぼ、描きたい動きの全てが描けるだろうね。 小黒 少なくとも、現状イメージできる最高の方法として、フル3コマがあるわ

  • WEBアニメスタイル | 『ももへの手紙』沖浦啓之監督インタビュー第1回 きっかけは「不思議惑星キン・ザ・ザ」

    『ももへの手紙』沖浦啓之監督インタビュー 第1回 きっかけは「不思議惑星キン・ザ・ザ」 風光明媚な瀬戸内海の島を舞台に、父親を亡くした11歳の少女・ももが体験するひと夏の日々を描いたファンタジー作品『ももへの手紙』(4月21日より全国ロードショー/配給:角川映画)。原案・脚・監督を務めたのは、リアル系アニメーターの第一人者としても知られる沖浦啓之。約7年の歳月をかけて丹念に作り上げられた作は、彼の仕事をチェックしてきたファンなら「あの沖浦啓之がこんな映画を!?」と間違いなく驚愕するであろう一作だ。ひたすら硬質でストイックな語り口を貫いた前作『人狼 JIN-ROH』とは打って変わって、『ももへの手紙』は、のんびりとした、ユーモア溢れるハートウォーミングなエンタテインメント作品に仕上がっている。もちろん、とことんリアルな日常描写を追求する沖浦監督らしいこだわりは全編に渡って貫かれているが、

  • WEBアニメスタイル | もっとアニメを観よう2011

    「WEBアニメスタイル」はなんと開設10周年! これも皆様のご支援のおかげと篤く感謝する次第。その記念として、日よりスペシャル連載企画「もっとアニメを観よう2011」をスタートする。日のアニメーション業界で活躍する方たちに、お気に入りの作品、あるいはアニメファンに観てほしい作品のタイトルを、古今東西を問わず紹介していただく予定だ。 テーマは各参加者が自由に設定し、選者自身のコメントも掲載。第1回は、アニメスタイル編集長の小黒祐一郎。次回以降も多彩なゲスト陣が次々と登場。乞うご期待! 第1回 小黒祐一郎が選んだ 「アニメファン初心者に観てもらいたい25」 第2回 橋敬史が選んだ 「ちょっと自分的嗜好に偏った20+1(順不同)」 第3回 片渕須直が選んだ 「今、自分の中にうごめいている何かの『気分』の5+1」 第4回 板垣伸が選んだ 「きっと人生を豊かにする出崎アニメ20」 第5

  • WEBアニメスタイル | フジテレビ山本幸治プロデューサーが語る “ノイタミナ”の軌跡と、新たな展開(前編)

    4月から1時間枠となるフジテレビのアニメ放送枠“ノイタミナ”。2005年に『ハチミツとクローバー』でスタートをきって以来、『モノノ怪』『のだめカンタービレ』『東のエデン』と、数々の話題作・意欲作を世に送り出してきた。4月からの新番組も、オノナツメ原作×望月智充監督の『さらい屋五葉』と、森見登美彦原作×湯浅政明監督の『四畳半神話大系』の2立てという、攻めの姿勢を全く崩していないラインナップ。以降も実写ドラマ版「もやしもん」や『屍鬼』『海月姫』など、興味をそそるタイトルが目白押しだ。 常にフレッシュな感覚を維持し、唯一無二のレーベルとして走り続けてきた“ノイタミナ”。その軌跡と、これからの展望について、フジテレビの山幸治プロデューサーにお話をうかがってきた。 ●PROFILE 山幸治(YAMAMOTO KOJI) 1975年生まれ。ノイタミナ枠の設立からプロデューサーとして参加し、『ハチ

  • WEBアニメスタイル | β運動の岸辺で[片渕須直]第27回 死語である“フルアニメーション”

    大学の映画学科で講師をしていると、卒業審査の発表の場などで、 「海外のアニメーションがフルアニメーションなのに対し、日のアニメーションはリミテッド・アニメーションだから」 と、語る学生にいまだに出くわす。 そういうことを述べるのならば、まず「リミテッド・アニメーション」の具体的な作品に接しておくべきだろう。2コマ作画のものを3コマ作画に置き換えたのがリミテッド・アニメーションというわけではない。物のリミテッド・アニメーションはもっと、ビタッ、ビタッと止まる。 手塚さんが『鉄腕アトム』草創の頃のことで「手数を減らすためにリミテッド・アニメーションを使った」と述べていたのは、あれは、1半秒を要す歩きのその1歩に1枚しか絵を使わないような、文字どおり動かすのをやめた表現を採ったことを指していたはずだ。 一方で「フルアニメーション」という言葉については、何年か前に大塚康生さんにこうささやきかけ

  • WEBアニメスタイル | animator interview 橋本敬史(4)

    animator interview 橋敬史(4)『エヴァンゲリオン』と磯光雄ショック 小黒 『(超時空世紀)オーガス02』ではどのようなお仕事をされたんですか? 橋 『オーガス』は、ほとんどペンネームですよね。『YAMATO』とほとんど同時期で、「プロジェクトが始まったばかりなのに」と思ったので、とりあえずペンネームで。 小黒 ああ、そうなんだ。 橋 そのうちもう開き直って、名で出てますけど(笑)。 小黒 最終回には橋さんの名前で普通に出てますよね。じゃあ、実際はわりとまんべんなく参加してるんですか? 橋 そうですね。メインキャラのデザインは川元(利浩)さんがなされてたじゃないですか。 小黒 原案は美樹(晴彦)さんですよね。 橋 そうです、そうです。で、メインキャラ以外のデザインは、全部私がやりました。 小黒 えっ、そうなんですか!? 橋 40体とか50体とか作りました

    coldcup
    coldcup 2009/01/09
    ドラクエのCM、これだな http://jp.youtube.com/watch?v=w5MExkwp1qw
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    「相変わらず業界にケンカ売ってるね。お前の言いたい事はわかるけど、手描きがまったくなくなる事はないと思うけどなあ」 って言う人もいたり。ま、手描きがなくなるなくならないは未来の話なのでこれ以上書くつもりもなく、今回は現在のアニメーター教育の問題点について!(あくまで板垣から見た……って事で) アニメーターには原画と動画の2種類あるという事は、もはや業界人でなくとも知ってる人は多いと思います。しかもココはアニメスタイルのコラム、あまり詳しい説明は必要ないでしょう。早い話、芝居・アクションの動きのポイント……キーになる部分を画にするのが原画で、その原画を清書して間の画を埋めるのが動画の役割ってわけです。 でも、原画・動画の区別なく「よいアニメート」の条件は

    coldcup
    coldcup 2008/11/28
    " はっきり言ってトレスマシンほど線の質は問われなくなった! "
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    その衝撃にしばらくの間、脳が熱くなって酔っぱらったみたいでした。ウニョンさんシナリオ、絵コンテ、演出、作監、原画の5話「憧れの星アビパ」を観て。スゴかった。他で観た事のない作品になってました。当にビックリしたのは「作品」になってた事です。とにかく感動してしまったのは事実なんで、少し分析してみたいんですが、ほめるばっかりになってしまうんでしょうね。まず画面が素晴らしいでしょう。レイアウト、色彩ともアートブックのページをめくるように、変化に富んでいて楽しく、それでいてカットの繋がりはスムーズなんです。カットごとの画面の変化の大きさ、具体的には白い部分と黒い部分の画面に占める変化の大きさなんですけど、大胆な変化は、リズムのような、なにか心地のよい感覚をもたらしてくれるんです。それは1カットごとの尺にも表れていて、0.5秒のカットから60秒のカットが、ごく自然に流れていって、手際がよくて、メリ、

    coldcup
    coldcup 2008/05/20
    カイバ見たい
  • WEBアニメスタイル_TOPICS

    【artwork】「細田守 デジモン絵コンテ」をちょっとだけ紹介 第1回 『ぼくらのウォーゲーム!』(1) いよいよ発売される「デジモンアドベンチャー 絵コンテ 細田守」。今日から数回に分けて、このに収録される細田監督の絵コンテの一部を紹介します。 『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』は同シリーズの劇場版第2作であり、物語と映像の両面において、隅々に至るまで緻密に作り込まれた細田守の代表作。彼のシャープな映像センスが堪能できるフィルムです。『時をかける少女』で細田作品に興味を持ったファンは、是非、作もチェックしましょう。

  • WEBアニメスタイル_TOPICS

    大友克洋監督の大作『スチームボーイ』で培ったスタッフの力を活かすべく発足した「サンライズ・エモーションスタジオ」。その試金石となる新作『新SOS大東京探検隊』と『FREEDOM』OVA第1話が、先頃完成した。両作品とも、3DCGに2Dアニメのスタイルを採り入れたビジュアルが見事に成功しており、日独自のデジタルアニメの新たな可能性を示唆する快作となった。 animecs TIFF2006では、「サンライズ・エモーションスタジオにみる3Dアニメの現在形」と題したスペシャルシンポジウムを開催。『新SOS大東京探検隊』の高木真司監督と、『FREEDOM』の森田修平監督を招き、それぞれの作品のメイキングと絡めて、アニメスタジオにおける3DCGアニメ制作の現在が語られた。 今回の映画祭でワールドプレミア上映された『新SOS大東京探検隊』は、大友克洋の短編マンガ「SOS大東京探検隊」を翻案した40分の

    coldcup
    coldcup 2006/11/15
    "自分でもポイントになると思ってるのは、やっぱり影の量ですね。とにかく減らしてくれ、と。"
  • WEBアニメスタイル 「三原三千夫の万国博覧会」 第48回 ウニョンさんって知ってる?

    ここである人を紹介したいと思います。『ケモノヅメ』の#6の作画監督で、なんといっても、#10のアバンタイトルの演出、美術、作画をした人。ウニョン(EunYoung Choi)さん。 ボクはすっかり、彼女のファンになってしまいました。ファンクラブ会員番号は1番ですね。韓国の人で、大学で彫刻を学んで、イギリスに留学してアニメーションを勉強して、日アニメーターになってまだ1年くらいで、動画の経験はなくて、初めから原画の人。 この人は、これからのキャリアの積み重ね方によっては、世界的な仕事のできる人だと思います。とにかく最初に、ウニョンさんの原画を見た時に、「おっ! この人違うな。イイ線だな」と思ったボクの目は、確かなものですね。#10のアバンタイトルを観て、いきなりスゴイ仕事をするのでビックリしたし、興奮しました。まだ、みなさん、ウニョンさん知らないでしょ。ボクは知ってますよ。彼女は、ものす

    coldcup
    coldcup 2006/11/15
    ウニョン(EunYoung Choi)さん ケモノヅメのアレ
  • 初心者のためのホソダマモル入門・その3

    ハイナァ! 細田守親衛隊、隊員のふゆです! 『デジモンアドベンチャー』という作品の括りのなかで、前回、前々回とお話してみましたが、いかがでしたか!? 少しでも、ホソダマモルという人を注目すべき、と感じていただけたなら幸いです。今回は、次の作品に移る前に、細田守が『時をかける少女』まで、いかに歩んできたのか。細田監督のプロフィール紹介も兼ねてお話しておこうと思います。 前回の最後に「初期傑作にスポットを当ててみることにします!」なんて言ってしまいましたが、ここで突然デビュー作まで話を戻してしまうのも、ちょっと乱暴なのでは、と思いました。なので、初期傑作は次回までのお楽しみ、という事で。ごめんなさい。 ●細田守前史 『少年ケニヤ』。細田守がアニメーションの世界へと、一歩を踏み出したのは、この劇場作品のアニメーター一般公募がきっかけでした。 細田守は富山県出身。1967年生まれ。『少年ケニヤ』(

  • WEBアニメスタイル_特別企画

    ついに始まりました、ホソダマモル入門! このコーナーでは細田守についての基的な事柄を、飽きもせずベラベラ語っていきます! 皆さんは細田守を知っていますか? 朝から晩まで、夢の中まで『時をかける少女』の事を考えていますか? え、知らない。おっくれてるぅーー♪ 細田守こそ稀代の演出家にして、今後最も注目されるであろう映画監督! あ、申し遅れました。ワタクシ細田守親衛隊、隊員のふゆです。仲間内からは「多少行き過ぎの感があるふゆ」という愛称で呼ばれてます。ハイ、そんな訳で細田を知らぬ者には鉄槌を――いや、知ってもらうお手伝いをしたい。その志をガンガンぶつけていきますので、知らないあなたも大丈夫。ここで細田守について、頭の先から尾っぽまで全部紹介していきましょう。覚えたことは、お友達にも教えてあげて、ディアボロモンの如く、ホソダマニアを増やしていきましょう! さて、細田守は知らないとしても、映画

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